日本七社 冠稲荷神社 > 境内のご案内

境内のご案内

古墳時代より千五百年の間、祭祀祭礼が行われてきた宮の森に
佇む冠稲荷神社は、平安時代創建、源氏ゆかりの社(やしろ)です。

お願い事別 ご参拝場所のご案内

各社へのご参拝とともに、拝殿(本殿)へのお参りをおすすめします。鎮座されます神様については、こちらをご覧ください。

アイコンをクリックすると、Googleインドアビュー画像で境内の風景をご覧いただけます。

冠稲荷の木瓜(ボケ)<県指定天然記念物>

縁結び・子宝・安産・子育て(初宮・七五三)・健康長寿

群馬県指定天然記念物の木瓜。樹齢400年、320余りの株が叢生(そうせい)する大きな木瓜です。
3月中旬から4月上旬、全樹が緋紅色の花で染まる開花最盛期には「春の花まつり」、9月下旬には木瓜の実りに感謝する「木瓜の実収穫祭」が開催されます。

また「冠稲荷の木瓜」の戌亥(北西)の方角には 「実咲社(みさきしゃ)」が祀られ、あらゆる良き縁を導く神の使いの神狐たちが見守っています。

冠稲荷の木瓜と実咲社を詳しく 春の花まつり 木瓜の実収穫祭

赤ちゃん木瓜(ボケ)

安産祈願

冠稲荷神社神苑に咲く木瓜のご縁で生まれた木瓜の 木である赤ちゃん木瓜は、特に安産祈願の象徴とされています。
母体の無事と安らかなる出産を祈る安産祈願。犬が多産でお産が軽いということから妊娠5ケ月目の 戌の日に「帯祝」として参拝、祈願をされる人が多く、赤ちゃん木瓜へのお参りは、周囲にある十二支の石より自分の干支石をなで祈願します。

安産祈願について 戌の日安産吉日表

聖天宮<市重要文化財>

夫婦和合、親子和合、災難・ストーカー除

「聖天宮(しょうてんぐう)」は、伊邪那岐神(イザナギノカミ)・伊邪那美神(イザナミノ カミ)の夫婦神を祀る縁結び(えにしむすび)の基、夫婦和合、親子和合、災難・ストーカー除の社です。

安政4年(1857)に再築され、造建は、宮中の菊紋を彫った天下一の名工、弥勒寺音八(みろくじおとはち) とその父、音次郎(おとじろう)によるものです。

内部の格天井(ごうてんじょう)には優麗な12面の花鳥画が描かれ、中央には金龍の彫刻が、また正面欄間には三龍の彫刻が施され、周囲の見事な彫刻とともにその意匠美を今に伝える貴重な建築遺産です。

厳島社(いつくしましゃ)

健康回復、健康増進、健康長寿

「厳島社(いつくしましゃ)」の御祭神、宇賀弁才天(ウガベンザイテン)は、宇賀神と市杵島毘賣神(イチキシマヒメノカミ)が融合した女神で、健康回復、健康増進、健康長寿の御神徳で知られます。左右に毘沙門天と大黒天を配し、さらに十六童子を従えた、大変珍しい神坐像です。

源義経公が鞍馬山から奥州の藤原氏をたより旅に出た際、当社にもしばらくの間滞在したことが古文書に記されています。その時、義経公の道先案内をしたと言われているのが、金売吉次という奥州の豪商です。

社の前面にて清らかな水音が響く「金御盥歳徳の淵(かねみたらいとしとくのふち)」で、ご神水を受けている「盥(たらい)」は、境内地中より発掘されたものですが、その金売吉次が奉納されたものと伝えられています。

弁才天の縁日である己巳の日には、このご神水でお金を清めれば、お金が増え金運に恵まれるといわれてます。

「厳島社」は4月1日の「健康長寿祈願祭」や、お子様の健やかな成長を祝う「七五三」などの祈祷処でもあります。

写真左:宇賀弁財天と大黒天、毘沙門天、十六童子
写真右:七五三祈祷

甲大鳥居(きのえおおとりい)

高さ12.5m、幅18mの朱塗りの稲荷鳥居で、規模・量感とも県下有数と言われています。

特に桜の開花期間中は、夜21時迄ライトアップをおこない多くの花見参拝客でにぎわいます。

鳥居は華表(かひょう)といい、神の斎(いつき/居着き)給う、清浄な神域の結界(けっかい/境)を示す第一の標(しるべ)です。

甲(きのえ)とは、東の僅か北寄りを示し、また 「最初のもの」の意味でもあり、日の昇る東の、神の座への門となっています。

丹塗(にぬ)りの朱(あけ)は、神明の徳を表し、魔除けとなります。
甲大鳥居のほか東西南北の四方位に「四方鳥居」が配置されています。
全て潜ると魔除けの効験が一層あらたかになると伝えられています。

ライトアップされた夜桜と甲大鳥居

本殿<市重要文化財>

開運、生命守護、厄除、方位除け

荘厳な三間社(さんげんしゃ)流れ造り建築は、元禄3年(1690)に再建され、随所に施された極彩色の彫刻とともに元禄文化の粋を集めた貴重な建造物です。

開運、生命衣食住、厄・方位除を司る冠稲荷神社の主祭神、「宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)」、木造薬師菩薩明神立像を祀ります。

※ご参拝の際は、拝殿へお参りください。

拝殿<市重要文化財>

開運、生命守護、厄除、方位除

延享3年(1746)建築、寛政11年(1799)に改築されました。

県重要文化財指定の「最上流算額(さいじょうりゅう さんがく)」二面や江戸期最高峰の書家、親和(しんな)・ 思恭(しきょう)の「懸額(けんがく)」など貴重な文化財が多数遺されています。

豊蚕を祝い明治24年(1891)に奉納された繭玉額、新田蚕種協同組合より昭和27年(1952)に奉納された蚕神額も所蔵し、当時盛んだった養蚕業とその信仰の篤さを知ることができます。

また、格天井(ごうてんじょう)には花鳥画・神獣画、源道純が描いた「龍の墨絵」、極彩色の欄間彫刻など、華麗な技巧が施されています。

また拝殿前の「源義経公ゆかりのご神水」では、厄除の聖水をおわかちしています。

七福神殿

開運招福

『七福神殿』に祀られている七福神彫刻は、一幅の絵馬に収められている極彩色の七福神絵馬で、海辺の雄大な松のもとに福々しい神々が集い喜遊するという珍しい構図です。

一般に見られる松・竹・梅の三友ではなく、神木・霊木である「松」「竹」とともに、縁結び(えにしむすび)・健康長寿・魔除・吉祥木である「椿」を配しており、吉祥画を越えた敬虔な祈りと喜びが伝わってきます。

名工・新井清尚、明和2年(1765)の作です。

八坂社(神楽殿)・諏訪社

厄除、防災、必勝合格、勝運

「八坂社(やさかしゃ)」は、素盞鳴神(スサノオノカミ)・奇稲田比賣神(クシイナダヒメノカミ)をお祀りする殿舎で、天保5年(1835)改築と伝えられます。
同時に、神楽を奉し、舞うための殿舎、「神楽殿(かぐらでん)」でもあります。

スサノオノカミは、様々な顔を持った神で、あるときは荒ぶる神であり、あるときは農業神、厄除・防災神となります。

のちに牛頭天王と習合し、さらに崇敬されるようになりました。牛頭天王の祇園精舎にちなみ、八坂社の祭事を「祇園祭」とし、御輿渡御が行われます。
この「千貫御輿」は総ケヤキ造りです。

明治初期の逸品で、3尺3寸、750キログラムの県下有数の御輿です。

併設される「諏訪社(すわしゃ)」の御祭神、健御名方神(タケミナカタノカミ)は、比類なき剛力の持ち主といわれています。
雨や風、水の守り神として竜神信仰も古く、特に歴代の朝廷や武将からは勝負の神、軍さ神(いくさがみ)として崇められ日本第一軍神と称えられています。

「八坂社」・「諏訪社」は明治10年10月、当所細谷町大宮より移転し、ともに厄除・防災・必勝合格の社として信仰を集めています。

夏の冠稲荷 祇園祭 神輿渡御にて

いなり白狐社(びゃっこしゃ)

開運

白狐をお納めいただく社です。

我が国の神社では、伊勢神宮の鶏、春日大社の鹿、日吉大社の猿、八幡宮の鳩のように、それぞれ固有の 動物が神の使いとして尊ばれています。

しかし、お稲荷さんの狐は単なる神使ではなく、眷属そして神様の一族のような資格を与えられている為、狐こそが稲荷神という考えを持つ人々も多いようです。

お稲荷さんと狐がこのような親密な関係を持つに至った由来としては、諸説がありますが、稲荷の神が「食物の神」つまり「みけつかみ」であり、御狐(おけつね)三狐(みけつね)に転じたという説、あるいは、稲荷神がのちに密教の荼枳尼天と本迹関係を結んだことを重視し、荼枳尼天のまたがる狐がそのまま稲荷神の眷属とされたのだという説があります。

菅原社

学問技芸上達、必勝合格

菅原道眞公を御祭神とする学問技芸上達、必勝合格の社です。毎月25日が縁日です。
菅原道眞公(845~903)は、代々学者の家柄に生まれ、長じて学者、文人、政治家として卓越した能力を発揮した人物でした。
ところがその異例の出世が時の権力者・藤原氏の反発をかい、失脚、北九州の大宰府へ左遷されました。
その時詠んだ
「東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」
という一首は有名な「飛び梅」伝説として有名です。

冠稲荷神社摂社として境内辰巳(南東)に位置し鎮座していましたが、その後明治時代に本殿へ合祀、平成17年(2005)の紀宮殿下御成婚を祝し、平成18年春、本社より御分霊、再建に至りました。

琴平社

五穀豊穣、天下泰平、金運

大物主神を御祭神とする五穀豊穣・天下泰平・金運の社です。
毎月10日が縁日です。

大物主神は、大国主神のにぎみたま和魂にあたる神様です。
国造りの神様として象頭山(琴平山)の金毘羅宮に祀られています。

この金毘羅宮より分霊された神社は全国683社にものぼり、冠稲荷神社には、拝殿前南参道、二之鳥居付近に明治時代まで鎮座していましたが、その後本殿へ合祀、平成17年(2005)の紀宮殿下御成婚を祝し、平成18年春、本社より御分霊、再建に至りました。

猿田毘古社(交通安全舎)

交通安全

交通の神である猿田毘古神(サルタヒコノカミ)をお祀りし、乗用車の他、オートバイやトラックまで交通安全を祈願します。

猿田毘古神(サルタヒコノカミ)は、土地を守護する地主神でもあります。

冠稲荷神社では、毎年9月に交通安全祈願祭を執行します。

人形代社(ひとかたしろしゃ)

災厄除

祓戸四柱大神(はらえどよはしらのおおかみ)を祀る。

「人形代(ひとかたしろ)」とは、奈良時代の前、持統天皇の頃(690年)から朝廷で行われ、現代に受け継がれてきた災いを祓い福を求める祓い祈祷です。
身代わり人形代に諸々の災いを移してお焚き上げします。

■ひとかたしろ祓い方

  1. 祈りつつ「ひとかたしろ」で全身を丹念に撫でさする。
  2. 順序は頭から順次下がり足に至る。
  3. 体の中で特に病気や気になる部分は念入りに。
  4. 最後に両手に持ち息をかけて念じ、火鉢へ。

ペット社殿

ペットの健康長寿、病気治癒、交通安全、縁結び、子宝、安産

十の仏面が頭の周りに配され全ての方向の人々を救うといわれ、病苦を除き、災厄を逃れ、天よりのご加護を与えてくれる神様、薬師菩薩明神を祀ります。

ペット社殿は、家族の一員として大切な存在である犬、猫をはじめとしたペットを祈願するお社で交通安全の猿田毘古社の隣に位置します。

ペットの健康長寿や病気治癒、交通安全、または縁結び、子宝、安産などを、家庭円満、一家和合の冠稲荷大明神のご加護のもと祈願します。

鳳凰の松(ほうおうのまつ)の松

その美しい枝振りから「鳳凰(ほうおう)の松」と称される、樹齢二百年余の松です。

維新を呼んだ旅の思想家、寛政の三傑(さんけつ)の一人、高山彦九郎(たかやまひこくろう)がこよなく愛し、彼の亡き後、生家とともに当社境内に移植されました。

同じ太田市細谷町地内に高山彦九郎記念館もあります。

新田義貞公ゆかりの『金木犀』

新田義貞公が元弘3年(1333)、挙兵にあたり戦勝を祈願した際、に植栽したと伝えられる吉祥の木、金木犀で樹高約15m、葉振り約15mの大樹です。

9月下旬から10月はじめ、豊かな香りを放つ花々が咲き始め、一里四方に薫ります。