こんにちは。
巫女の朽津由美子です。
本日は朝から晴れて、境内にうっすらと積もった雪もすぐに融けてしまいました。日中は暖かく、おなじみの鳥さんたちもとても気持ち良さそうでした。
こちらは厳島社の池。そこに鳩ちゃんが一羽やって来まして。。。
石にペトッと座りおいしそうに水を飲みはじめました。
ふと水面を見ると、なんとビックリ!お地蔵さまがいらっしゃるではありませんか。しかも、しっかり赤いよだれかけもまとっていらっしゃいます。
鳩ちゃんは手を合わせることなく飛び立ってしまいましたが、私は何となく気になりまして、改めてお地蔵さまについて少し調べてみました。
正式には「地蔵菩薩」といい、仏教の信仰対象である「菩薩」の一尊。サンスクリット語ではクシティ・ガルバ、「大地」と「胎内」を意味するそうです。大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩する人々を無限の慈悲の心で包み込む、ことから「地蔵」と名付けられた、とされています。
また、お地蔵様は子供を守る神様として信仰される事も多く、自分の子供が元気に育つようにと、よだれかけや丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するそうです。
日頃、様々なところで見かけるお地蔵さまですが、このような由来があったんですね。
さて、お地蔵さまが水面に現れた池は宇賀弁財天様が御鎮座される厳島社にあります。ご神徳は健康長寿、健康回復、健康増進です。
皆さま、冠稲荷神社にご来社の際にはぜひ、お参りください。