こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
突然ですが、皆さんはSDGsという言葉をご存知ですか?
SDGsとはSustainable Development Goalsの略です。
どういったものかというと、2015年9月、国連において「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、2030年に向けて、世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットです。
各国が力を合わせ、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら、誰も置き去りにしないことを確保するための取り組みです。
すべての国々に対して豊かさを追求しながら地球を守ることを呼びかけています。
冠稲荷神社では敬自然生活を大切にすることによってこのSDGsに取り組んでおります。
敬自然生活とは自然を通して神の恵みを知ることです。
たとえば、毎朝境内を掃除することも敬自然生活にを大切にすることです。
境内を掃除することは、皆様に気持ちよく参拝していただくためというのもありますが、現在(いま)、綺麗にしておくことによって、過去に残された自然を守り、未来に向けても残していくためです。
これはSDGsの17の目標の中の
11:住み続けられるまちづくり
15:陸の豊かさも守ろう
に繋がっているかと思います。
敬自然生活として考えると、自然を与えてくれたのは神様であり、それを現在まで残してくれたのは過去に生きていた先祖たちです。それを綺麗にすることは神様や先祖に感謝することに繋がります。
そして綺麗に保つためには自分一人の力ではなく、色々な人の協力があってこそです。
たとえばこの写真ですが、境内の植物の手入れ、落ち葉の片づけなどは業者の方や、毎日清掃してくださる方がいらっしゃいます。電灯も作ってくださった方、電球を取り換えてくださる電気屋さん、色を塗ってくださった方など、色々な人がかかわって整備されています。
皆さんも、周りを見渡してみてください。色々なものが他人から、先祖から与えられたものかと思います。そういったものに感謝することを忘れないようにしたいものです。
もう少し具体的な取り組みに関しては、また次の機会にお知らせしたいと思います。
SDGsに興味のある方はこちらををご覧ください。