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本日は戌の日です。安産祈願に良い日です。戌の日スタンプが変わりました!!

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は戌の日ということで、御朱印に戌の日スタンプがつきます(#^.^#)

そして、戌の日スタンプは秋バージョンに変化いたしました。

ちなみに、戌の日とは、十二支の11番目にあたる、12日に一度巡ってくる日のことです。

今日は甲戌(きのえいぬ)、次の戌の日は21日の丙戌(ひのえいぬ)の日です。

戌の日は安産祈願に良いとされています。

犬はお産が軽く、たくさんの子を産むため、昔から安産の守り神として愛されておりました。

それにあやかり、12日に一度訪れる戌の日に、妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、安産祈願を行うようになったようです。

安産祈願の場合は拝殿と

実咲社と

『赤ちゃん木瓜』へとお参りください。

赤ちゃん木瓜は境内のいなり幼稚園に面したところにあります。

大鳥居からまっすぐ行くと・・・

三つに分かれた道が・・・

そのままいなり幼稚園方向に進んでいただくと・・・

前方に七五三衣装が・・・

の手前、左側にあるのが赤ちゃん木瓜です。

赤ちゃん木瓜ではご自身の干支の石を撫でさすり祈願します。

干支の石というのはこれです。

意外と小さいです。

拡大したものがこちらになります。

また、安産祈願の絵馬は、実咲社にある安産のお狐様にご奉納ください。

体調にお気を付けてお参りください。

 

 

本日は可愛らしいお子様方が初宮や七五三の御祈祷にいらっしゃいました。そして、受験生の皆さまは学問の神様、菅原道真公をお祀りする「菅原社」も是非、お参りくださいネ^^

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

本日、こちら太田市内は朝から良いお天気♪冠稲荷神社には可愛らしいお子様方が初宮や七五三の御祈祷にいらっしゃいました。

こちらは七五三のご祈祷を受けられたお子様とご家族様です。※お写真のブログ掲載の許可を頂いております。

小さな背中に大きな帯がなんとも微笑ましい、とってもキュートな女の子。ご祈祷後には大塚祐康宮司とのツーショット写真もリクエストいただきました^^ 本日はおめでとうございます。お子様の健やかなご成長をお祈り申し上げます。

 

ところで、10月に入ってから七五三のご祈祷やお写真の前撮(まえどり)にご来社くださるお客様をほぼ毎日、お迎えするようになりました。いよいよ本格的な七五三シーズン到来ですネ。

これから11月中旬にかけての土曜日/日曜日、また平日であっても大安吉日など、社頭では七五三祈祷のお申込が混み合う場合がございますので、お時間にはどうぞ余裕を持ってお越しください^^

 

そして、シーズン到来といえば…先月頃から「合格」御守をお求めになるお客様を頻繁にお見かけするようになりました。

受験生の皆さまはいよいよ追い込みに入られる時期でしょうか?冠稲荷神社の境内には学問の神様、菅原道真公をお祀りする「菅原社」がございます。ご来社の際には是非、お参りくださいネ^^

皆さまに神様のお恵みがありますように。

気持ちの良い日となりました。神話:大国主大神(1)因幡の白兎をご紹介します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日はとても過ごしやすい快晴となりました。

台風の影響で折れた枝も撤去され、屋根も修理のためにブルーシートがかけられました。

先日ご紹介しましたが、今月の五社大明神と七福神巡りは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

今回は大国主大神の神話の中でも有名な「因幡の白兎」についてご紹介します。

「大穴牟遲神(おおなむちのかみ)」(=大国主大神)には兄弟(八十神)がおりました。

八十神は因幡の八上比売(やがみひめ)に求婚しようと、大穴牟遲神に荷物を持たせ、因幡に向かいました。

大穴牟遲神は気多岬で赤い肌をした兎が泣いているのを見つけ、「なぜ泣いているのか。」と尋ねました。

兎は話し出しました。

「私は隠岐の島におりました。この地に渡りたくなりましたが、渡る手段がありませんでした。

そこでワニザメにどちらの数が多いか勝負しようとだまして、並ばせたのです。私はその上を数えるふりをしながら渡ってきました。そして渡りきる直前にワニザメを笑ったのです。

するとワニザメは怒って私の毛を剥いでしまいました。すると八十神たちが「海水を浴び、強い風と日光に当たって横になっていなさい」と教えてくれたので、そのとおりにしたところ、体が余計に痛み、それがつらくて泣いているのです。」

それを聞いた大穴牟遲神は兎に「今すぐ河口の水で体を洗い、その後、蒲の穂の上を転がって花粉を付ければ、必ず癒えるだろう」と教えました。

兎が言われたとおりにすると、傷がたちまち治ったのです。

兎は喜び、大穴牟遲神に八十神は八上比売を絶対に得ることはできませんと教えました。

その言葉通り、八上比売は八十神の求婚をはねつけ、大穴牟遲神のお嫁になると言いました。

こうして大穴牟遲神は八上比売を娶ることができたのでした。

しかし、面白くないのは八十神です。あの手この手で大穴牟遲神を陥れようとします。

本日は「因幡の白兎」についてご紹介しました。

 

 

 

 

10月開始!株式会社シルパック様とイーパック様の新工場へ神棚の御霊入れにいってまいりました。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

まずは、台風の被害にあわれた皆さまにお見舞い申し上げます。

強風の影響が境内でも出ております。

七福神横のイチョウの木の枝が折れ、古神札納殿と神楽殿の前に散乱…。

朝から業者の方が片づけをしてくださっています。

ですが、まだ細かい枝などは残っておりますので、お参りの際はお気を付けください。

話は変わりますが、本日、株式会社シルパック様とイーパック様の新工場にお邪魔してきました(^_^)

新しく神棚が設置されたので、神棚の御霊入れを行いました。

とても素敵な神棚で、綺麗な鏡に綺麗な御簾もついています。

シルパック様、イーパック様、写真の掲載許可ありがとうございます!

そして、10月になりました!

今月の五社大明神と七福神巡りは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

先日、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の神話紹介で登場した神様でもあります。

「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は国造りの神で、出雲大社の祭神とされています。

10月は神無月といいます。「無」には「の」の意味があるとされ、神の月という意味でもあります。

6月の「水無月」も水の無い月という意味ではなく、水の月という意味だそうです。

他にも八百万の神々が出雲大社に集まるとされる月なので神無月という説もあります。なので神々が集まる出雲では神在月と呼ばれるそうです。

「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」につきましては、また何回かに分けてご紹介いたします。

本日は寒い一日となりました。まだ百日紅の花はきれいに咲いています。神様紹介:素蓋鳴神をご紹介します(3)

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

今回も「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」をご紹介します。

前回は、高天原を追放された罪人から一転、英雄になった話をご紹介しました。

「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」と結婚した「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はその後どうなったのでしょうか。

次に「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が登場するのは「大国主神(オオクニヌシノカミ)の神話です。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の子孫で、因幡の白兎に登場する神様です。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は兄神である「八十神(ヤソガミ)」に迫害され、二度殺されますがその度に母神によって救われ、最終的に「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」がいる根の国にむかいます。

*この時は「大国主神(オオクニヌシノカミ)」という名前ではありませんでした。詳しい「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の神話については後日ご紹介いたします。

根の国についた「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の娘である「須勢理毘売(スセリビメ)」と出会い、お互いに一目惚れしました。

しかし、「須勢理毘売(スセリビメ)」を溺愛していた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は、「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を蛇がたくさんいる部屋に泊めました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は「須勢理毘売(スセリビメ)」から授かった「蛇の比礼(ヒレ)」を使い、蛇を鎮め一晩無事に過ごすことができました。

次の日の夜、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はムカデと蜂がいる部屋に「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を泊めました。

「須勢理毘売(スセリビメ)」は「ムカデと蜂の比礼」を「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に授け、それを使って無事にムカデと蜂のいる部屋を出ることができました。

それでも「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は広い野原の中に射込んだ矢を拾うように「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に命じました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が野原に入って矢を探していると火が回ってきました。「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が火を放ったのです。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が困っていると、鼠が来て「内はほらほら、外はずぶずぶ(穴の入り口は狭いが、穴の中は広い)」と言いました。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」がその場を踏んでみると、地面の中に空いていた穴に落ちて、火をやり過ごすことができました。

また、鼠は探していた矢を持ってきてくれたのです。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の死を確認しようとして野原に出ると、矢を持った「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が帰ってきました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を家に入れ、頭のシラミを取るように命じました。

しかし、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の頭にいたのはムカデです。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は「須勢理毘売(スセリビメ)」からもらった椋(むく)の実を噛み砕き、赤土を口に含んで吐き出しました。

それをムカデを噛み砕いていると勘違いした「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は、そのまま眠りはじめました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」はこの隙に逃げようと「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の髪を部屋の柱に結び付け、大きな石で入り口を塞ぎました。

そして、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の生大刀と生弓矢、「須勢理毘売(スセリビメ)」の天詔琴を持ち、「須勢理毘売(スセリビメ)」を背負って逃げ出そうとしました。

その時に琴が木に触れて音が鳴り響き、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が目を覚ましてしまったのです。

しかし、髪を柱に括り付けられていたため、すぐには追いかけることができず、その間に「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は逃げることができました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は地上に通じる黄泉比良坂(よもつひらさか)まで追いかけてきましたが、そこで止まって「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に「その大刀と弓矢で八十神を追い払い、須勢理毘売(スセリビメ)を妻として立派な宮殿を建てて住め」と声をかけました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の言葉のとおりに八十神を追い払い、「須勢理毘売(スセリビメ)」を正妻にして、高天原に届くような立派な宮殿を建て、国づくりを始めました。

長くなりましたが、この「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の神話に出てきた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は今までとは違った一面を見せています。

それは父親としての顏です。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に様々な試練を与えたのも、大切な娘のことを任せられるかどうか試したのです。

今まで見てきた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は母を慕い、やんちゃでわがままで、そして英雄でもあり、父親として娘を想うなど家族思いでとても人間味のある神様であるといえます。

そんな「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は神楽殿の八坂社の御祭神です。

今回は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」をご紹介しました。

境内は蚊がとても多いです。虫よけスプレーが社頭に置いてありますので、お気軽にお声掛けください。

 

日が短くなり、夜も涼しくなってまいりました。神様紹介:「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」についてご紹介します(1)

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は朝に雨が降っておりましたが、雨も止み過ごしやすい天気となりました。

境内ではキノコが生えており、秋の訪れを感じます(*^_^*)

本日は神楽殿の八坂社に祀られている「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」についてご紹介します。「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はご存知の方も多いのではないでしょうか。神話ではたびたび登場する神様です。そして、登場するたびに新たな一面が見える神様といえます。

なので、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の神話については、三回ほどに分けて少しづつご紹介したいと思います。

『古事記』によると、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」が黄泉の国から帰還し禊を行った際、鼻を濯いだときに生まれたとされています。

左目を洗った時に生まれた「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」や、右目を洗った時に生まれた「月夜見尊(ツキヨミノミコト)」と合わせて「三貴神」と呼ばれています。

「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」は「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」に高天原を、「月夜見尊(ツキヨミノミコト)」に夜の国を、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」に海原を治めるように言いました。

「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」と「月夜見尊(ツキヨミノミコト)」はそれぞれ指示された場所を治めましたが、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はそれを断りました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は母である「伊邪那美(イザナミノカミ)」がいる黄泉の国へ行きたいと、髭が生えるような大人になっても泣きわめき駄々をこねたのです。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はとても力のある神様で、暴れることにより山々はうねり、海は荒れ、疫病が蔓延しました。

怒った「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」を追放しました。 

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「伊邪那美神(イザナミノカミ)」のいる根の国に向かう前に姉である「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」に別れの挨拶をしに高天原へ向かいます。

「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が攻めてきたと思い、武装して迎えました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は誤解を解こうと「誓約(うけい)」をしようと言いました。

そこで、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の持っている「十拳剣(とつかのつるぎ)」を噛み砕き、吹き出した息から三人の女神が生まれました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の勾玉の髪飾りを噛み砕き、吹き出した息から五人の男神が生まれました。

『古事記』では三人の女神は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の物から生まれたので「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の子とし、五人の男神は「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の物から生まれたので「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の子とされました。

よって「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「自分の心が清らかだから女神が生まれたのだ。」と勝利を宣言しました。

『日本書紀』では記述が異なり、男神を生んだ方が勝ちとされ、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」が女神を、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が男神を生んだため、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の勝ちとされました。

身の潔白が証明されたとして高天原に滞在するようになった「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は次々と粗暴なことを行いました。

「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」はしばらくの間「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」をかばっていましたが、最終的にはその粗暴さを恐れて天の岩戸に隠れてしまったのです。

これによって「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は髭を落とされ、爪を抜かれ、高天原から追放されました。

このあと、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はどうなるのでしょうか。

今回は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の誕生から高天原追放までの神話をご紹介しました。

葉っぱも色づいてまいりました。本日は「天宇受売神(アメノウズメノカミ)をご紹介します。

こんにちは。巫女の岩瀬愛梨です。

午前中は土砂降りの雨、午後は風が強くなったりと、台風の影響を実感しております。

境内でも風で細い枝が落ちたり、花が倒れたりしております。皆様、お参りされる際には、十分お気を付けください。

さて、昨日は「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」をご紹介しました。本日は、その中で出てきた「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」をご紹介します。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」はご存じの方も多いのではないでしょうか。

有名なのは、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」が天岩戸(あまのいわと)に隠れて世界が暗闇になったときのお話です。

困った神々は天岩戸(あまのいわと)の前で様々な儀式を行いました。その中で、「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は踊りによって神々を大笑いさせました。

不審に思った「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」は戸を少し開け、「自分が隠れたことで世界が暗闇になっているのに、なぜそんなに楽しそうなのか」と問います。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は「貴方様よりも貴い神が現れたので、喜んでいるのです。」と答え、他の神が「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」に鏡を差し出しました。

そこに写る自分の姿をその貴い神だと思った「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」はもっとよく見ようと岩戸をさらに開けると隠れていた力の強い神が「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」を天岩戸の外へ引きずりだしました。

岩戸の入り口はすぐに閉じられ、注連縄(しめなわ)が張られました。

こうして「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」が出てくると、世界に光が戻ったのです。

また、天孫降臨の際も「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」に随伴したりなど、重要な場面に出てくる神様です。

そして、「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」の道案内をした「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」を送り届けた「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は戻ってくると、すぐに大小さまざまな魚を集めました。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は魚たちに「お前は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に仕えるか?」と問いました。

ほとんどの魚が「仕えましょう。」と答える中、ナマコだけが何も答えませんでした。

すると、「この口が答えぬ口か!」と「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」はナマコの口を小刀で裂いてしまいました。なので、ナマコの口は裂けているのです。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」はいつもニコニコしているイメージだったので、このような激しい一面があったことは驚きです。

しかし、やはり「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」といえば踊りといえるでしょう。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は芸能の神として、芸能上達や武芸全般の守護などのご利益があります。

また、「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は「大宮能売神(オオミヤノメノカミ)」と同一視されております。

「大宮能売神(オオミヤノメノカミ)」は本殿・拝殿のご祭神の一柱であり、「冠稲荷五社大明神と七福神巡り」の十二月の神様でもあります。しかし、十二月まではあと約三か月、今月は「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」です。

雨などで滑りやすくなっております。交通事故にはお気をつけてください。

本日は、芸能の神:「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」をご紹介しました。

 

少し涼しくなるとともに日が短くなってきました。交通の神:「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」をご紹介します。

こんにちは。巫女の岩瀬愛梨です。

本日も雨が降ったり晴れたりと不安定な天気です。夜などは涼しくなってきましたので、体調には十分お気を付けください。

そして、九月は日暮れが早まること、また年末に向けて交通事故が多発することなどから、交通安全運動が行われます。冠稲荷神社でも交通安全祈願祭が行われました。

ということで、交通の神様である「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」をご紹介します。

「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は『古事記』および『日本書紀』の天孫降臨の段に登場します。

天孫降臨とは「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の孫である「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の神勅を受けて高天原から地上へ降り立ったお話です。

「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が地上へ降り立とうとすると、天の八衢(やちまた)にこの「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」がおりました。天狗のような容貌のこの神様を「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」は不審に思い、「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」にその神のもとに行って誰であるかを尋ねるように命じました。

「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」が尋ねると、「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」らの先導をしようと迎えにきたと答えました。

それを聞いた「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」は警戒心を緩め、「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」らの道案内をしました。

よって、「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は交通の神様とされています。

また、縁結びの神としての面もあります。

実は「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は名前を尋ねてきた「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」と結婚しています。なので、「天宇受売神(アメノウズメノカミ)」は「猿女君(さるめのきみ)」とも呼ばれています。

そして、そのご神徳は交通安全のみならず、延命長寿や厄除け、商売繁盛や殖産興業などがあります。

そんな「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」は猿田毘古社に祀られています。このお社は車のお祓い場所となっております。

また、今月の「冠稲荷五社大明神と七福神巡り」の神様でもあります。

こちらは社頭で声をかけて頂ければお渡しいたします。

本日は交通の神、「猿田毘古神(サルタヒコノカミ)」をご紹介しました。皆様も交通事故にはお気を付けください。

先日は熊野会ということで・・・神様紹介番外編:『熊野の本地』をご紹介します。

こんにちは。巫女の岩瀬愛梨です。

今日は涼しい過ごしやすい日となりましたが、まだまだ暑い時間帯もあり、本殿裏では黒猫が日陰で涼んでおりました(*^_^*)

どこにいるのかな?

ここです。日陰きもちいいですか?

先日は『全国熊野会』が行われたということで、神様紹介ではなく、熊野神社に関する物語の紹介をいたします。

皆様は『熊野の本地』というお話をご存知でしょうか?

『熊野の本地』とは室町時代の中期に成立した『御伽草子』に収められている物語です。

『熊野の本地』は「本地物」に分類されます。

「本地物」とは本地垂迹説(神は仏の化身である)という思想に基づき、神や仏の本縁(人間時代)や社寺の由来などを説いたものです。

つまり、『熊野の本地』は熊野神社に祀られている神様が人間であったときの物語になります。

そのあらすじはというと・・・

天竺に善財王という王様がいました。善財王には千人の妃がおりましたが、その中の一人五衰殿の女御という妃は一番の醜女でした。王はこの妃のところには通うことなく放っており、妃の住む御殿も荒れ果てておりました。

妃は「これは過去の宿業であり、悲しいけれど仕方のないことだ」とお思いになりましたが、千手観音を迎え祈ったところ、妃は生まれ変わりを経ず、その身のままに美貌を備えた金色の身体となりました。

そして仏様のお導きでしょうか、王様はこの妃の元へ行幸されました。王様は妃の姿を見て大変驚き、妃がただひたすら仏に念じていたことを知ると、この妃だけを寵愛するようになりました。

そして、王様はこの妃との子どもが欲しくなり、仏に祈ったところ、妃は懐妊なされました。とてもめでたいことでしたが、これに嫉妬したのが他の999人の妃たちです。あの手この手で妃を陥れようとします。

妃はどうなってしまうのでしょうか、そしてこれがどう熊野神社につながるのか、興味がありましたらぜひ『熊野の本地』をご覧ください!

もう八月も残すところあと一日、八月の縁守りに入っている百日紅もまだまだ綺麗な花を咲かせております。

いつまで夏の綺麗な花を楽しめるかわかりませんが、実りの秋も楽しみです(^○^)

太田市内の有限会社 賛商様にて氏神祭です♪午前中に敷地の地鎮祭、そして午後には設置されたばかりの立派な祠にお稲荷様をお祀りして参りました!!

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

 

本日は午前から午後にかけて、太田市大原町にて有限会社 賛商様が氏神祭を執り納められました!

午前中には整備中の敷地内にお邪魔いたしまして、お稲荷様をお迎えする前の地鎮祭を行いました。

午前の神事を行った後に記念写真を撮影させていただきました☆とてもステキな笑顔の施主様と我らが大塚祐康宮司です。

 

そして…午後には設置されたばかりのとても立派な祠(ほこら)にお稲荷様をお祀りして参りました!

つい数日前、ご自宅にもお稲荷様をお祀りさせていただいた経緯もあり、この度の氏神祭も滞りなく執り納められました。有限会社 賛商様の益々のご発展と従業員の皆様のご健康とお幸せをお祈り申し上げます。

 

冠稲荷神社からの出張神事につきましてはこちらご参考ください。

 

さて、話題は変わりまして明日、7月20日は「土用の丑の日」です。うだるような暑さに夏バテ気味、という皆さまに冠稲荷の開運うなぎ弁当のご案内です^^

 

秘伝のタレたっぷり、肉厚の国産うなぎと輝くコシヒカリ☆オリジナル鶏そぼろ添え、お吸い物付きで1,700円(税込)です。販売期間は~8月1日(水)まで、ご注文はお受け取りの3営業日前まで受け付けております。さあ、冠稲荷の開運うなぎ弁当で猛暑を乗り切りましょう!

 

皆さまに神様のお恵みがありますように。