こんにちは。
巫女の朽津由美子です。
いつも冠稲荷神社にお参りいただきありがとうございます。
さて、本日は境内にひっそりと佇む私の大好きなお社「琴平社(ことひらしゃ)」をご紹介させていただきます。
皆さま、いったいどの辺りに位置しているのか、ご存知でしょうか?もしかしますと、当社に何度もお越しいただいたことのある方にも知られていないかも(!?)しれません。
それもそのはず、拝殿の西側、白狐社よりも先の木陰に隠れて鎮まっておられるからです。
本日のように気温25度をこえる陽気でも琴平社の周囲は冷んやりとした空気が漂い、聞こえて来るのは木の葉の音と小鳥のさえずりくらい。とても静かで穏やかな雰囲気です。
今朝は先客がいらっしゃいました。ご近所のネコさんです^^ 下の写真で「肉球」の跡、お分かりになりますでしょうか?
ネコさんにとっても居心地が良いのでしょうね。撮影後、足跡はキレイに拭かせていただきました^^
琴平社の御祭神は「大物主神(おおものぬしのかみ)」。五穀豊穣や天下泰平、金運の神様です。古事記では大国主神(おおくにぬしのかみ)の協力者、日本書紀では大国主神の和魂(にぎたま)とされております。
本宮は「金毘羅(こんぴら)さん」こと香川県の「金刀比羅宮(ことひらぐう)」です。
素朴な印象の琴平社ですが、初めてお参りした際に風もないのに注連縄(しめなわ)の紙垂(しで)が2枚だけ、ゆらゆら揺れているのを見て、「確かにいらっしゃる」と実感した私でした^^
皆さまに神様のお恵みがありますように。