こんにちは。巫女の岩瀬愛梨と申します。
ここ数日は秋のように暖かい日差しと涼しい風で過ごしやすい日が続いております。ですが、まだ暑い時間もございますので、お参りの際にはお気をつけてお越しください。
本日は手水社の神様、「水分神(みくまりのかみ)」をご紹介します。
こちらが手水社です。
冠稲荷神社にお参りをする際、手や口を清める場所である手水社にも祀られている神様がいらっしゃいます。
それが「水分神(みくまりのかみ)」です。
神話では神産みの段で「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」と「伊邪那美神(イザナミノカミ)」の子である「速秋津日子(ハヤアキツヒコ)」と「速秋津比売(ハヤアキツヒメ)」両神の子として「天水分神(あめのみくまりのかみ)」と「国水分神(くにのみくまりのかみ)」が登場します。
こちらが「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」と「伊邪那美神(イザナミノカミ)」です。
他にも「神倭磐余毘古神(カムヤマトイワレヒコノカミ)」や「火雷神(ほおいかづちのかみ)」、今回紹介する「水分神(みくまりのかみ)」も祀られております。どうぞ、お立ち寄りください(^o^)
話を戻しますと「水分神(みくまりのかみ)」は「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」と「伊邪那美神(イザナミノカミ)」の孫にあたります。
「速秋津日子(ハヤアキツヒコ)」と「速秋津比売(ハヤアキツヒメ)」が水戸神とされ、二神から生まれた神様はいずれも水に関係がある神様です。「水分神(みくまりのかみ)」はその名のとおり水の分配をつかさどる神様で、水源地や水路の分水点などに祀られます。
後に「みくまり」が「みこもり(御子守)」と解釈され、子どもの守護神、子授け・安産の神としても信仰されるようになったとされています。
お参りをする際、体を清めるために設けられている手水社にも神様がいらっしゃるなんて驚きです。
今後も、このように少しずつ神様についてご紹介したいとおもいます。お参りの際の参考になさってください。