気持ちの良い日となりました。神話:大国主大神(1)因幡の白兎をご紹介します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日はとても過ごしやすい快晴となりました。

台風の影響で折れた枝も撤去され、屋根も修理のためにブルーシートがかけられました。

先日ご紹介しましたが、今月の五社大明神と七福神巡りは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

今回は大国主大神の神話の中でも有名な「因幡の白兎」についてご紹介します。

「大穴牟遲神(おおなむちのかみ)」(=大国主大神)には兄弟(八十神)がおりました。

八十神は因幡の八上比売(やがみひめ)に求婚しようと、大穴牟遲神に荷物を持たせ、因幡に向かいました。

大穴牟遲神は気多岬で赤い肌をした兎が泣いているのを見つけ、「なぜ泣いているのか。」と尋ねました。

兎は話し出しました。

「私は隠岐の島におりました。この地に渡りたくなりましたが、渡る手段がありませんでした。

そこでワニザメにどちらの数が多いか勝負しようとだまして、並ばせたのです。私はその上を数えるふりをしながら渡ってきました。そして渡りきる直前にワニザメを笑ったのです。

するとワニザメは怒って私の毛を剥いでしまいました。すると八十神たちが「海水を浴び、強い風と日光に当たって横になっていなさい」と教えてくれたので、そのとおりにしたところ、体が余計に痛み、それがつらくて泣いているのです。」

それを聞いた大穴牟遲神は兎に「今すぐ河口の水で体を洗い、その後、蒲の穂の上を転がって花粉を付ければ、必ず癒えるだろう」と教えました。

兎が言われたとおりにすると、傷がたちまち治ったのです。

兎は喜び、大穴牟遲神に八十神は八上比売を絶対に得ることはできませんと教えました。

その言葉通り、八上比売は八十神の求婚をはねつけ、大穴牟遲神のお嫁になると言いました。

こうして大穴牟遲神は八上比売を娶ることができたのでした。

しかし、面白くないのは八十神です。あの手この手で大穴牟遲神を陥れようとします。

本日は「因幡の白兎」についてご紹介しました。