こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
皆さんは神社にお参りに行った際、絵馬を書きますか?
ということで、絵馬の話をしたいと思います。
「絵馬」というものはそのまま「絵に描いた馬」ですね。
昔は実際に馬を奉納していたようです。
調べてみると、神様の移動の際には馬が必要と考えられていたからだそうです。
お願い事を持った馬が神様のところに行って、お願いを見て頂いて、神様に来ていただくためということでしょうか。
なので、神の乗り物として馬、神馬(しんめ・じんめ)を奉納していたんですね。
しかし、だれでも馬を奉納できるわけではありませんので、木や紙などで作った馬の像で代用し、奈良時代から板に馬の絵をかいて奉納していたようです。
そして、室町時代から馬以外の絵が描かれ始めたそうです。
冠稲荷神社もですが、稲荷神社は神様の使いはお狐様です。
なので、絵馬には馬ではなく、お狐様の絵が描いてあります。
そして江戸時代ごろには、眼病予防の絵馬や、浮気防止の絵馬なども出ていたようです。
また、和算家などは、自分が解いた問題の解法を書いた算額という絵馬を奉納していたそうです。
冠稲荷神社にも最上流算額と関流算額がありますが、これが絵馬であるということに驚きました。
なぜ、算額が神社にあるんだろうともやもやした疑問が解決してすっきりしています(^_^)
冠稲荷神社には大きく分けて二種類の絵馬があります。
実咲絵馬は健康・子宝・安産・子育て・縁結びと五種類あります。
書くペンは授与所の中に用意してありますのでお気軽にお使いください。