こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
朝のうちは雨が降っていましたが、日差しが出てきて蒸し暑くなりましたね。
本日は上棟祭に随行してまいりました。
上棟祭(じょうとうさい)とは建造物の新築に際し、棟木を上げるに当り、家屋の守護神などを祀って、今後長く新築される建物に災いなく幸があるようにと願う祭祀です。
施工会社の三陽住建様は現場にいらっしゃった方皆さま御揃いの青い法被を着て、気合がとても入っておりました。
上棟祭を行うことをとても楽しみにしていらっしゃった様子で、私もとても楽しくなりました。
祭壇を立て、神籬を普段立てる場所に棟木を立て、神様をお招きしました。
上棟祭でお招きする神様は屋船久久遅命(やふねくくぬちのかみ)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのかみ)、手置帆負命(たおきほおいのかみ)、彦狭知命(ひこさしりのかみ)を主とし、その他その土地にいらっしゃる神様です。
修祓の儀に始まり、降神の儀、祝詞奏上、清祓い、槌打ちの儀、玉串奉奠、昇神の儀を執り行い、最後に棟木を上げて祭祀は終了しました。
槌打ちの儀では、宮司が「千歳棟(せんざいとう)」と唱えた後、現場の棟梁様たちお二人が木槌で三回棟木を打ちます。
続いて、「万歳棟(まんざいとう)」、最後に「永永棟(えいえいとう)」と唱えて同じく三回ずつ木槌で棟木を打ちかためました。
千年に渡り安泰であるように、万年に渡り栄える棟であるように、建物が永久に安泰で、幸多く、栄えあることを祈願して、この掛け声を掛けます。
この掛け声に込められた願いのようにいつまでもお住まいになるご家族様をお守りするお家になってほしいですね。
冠稲荷神社では、今回行ったような上棟祭の他に、建物が完成した後の竣工祭(入居に伴うお祓い)や建物を建てる前の地鎮祭なども執り行っております。
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