二日ほど過ぎましたが、七十二候「紅花栄う」についてお話します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

 

5月26日より七十二候が紅花栄(ベニバナさかう)になりました。意味は「紅花が盛んに咲く」です。

ベニバナは古来染料として使われておりました。着物だけではなく、口紅の原料にもなっています。

雅称「末摘花(すえつむはな)」と言います。

「末摘花」と聞くと、『源氏物語』を思い出しますね。

『源氏物語』には「末摘花」という女性が登場します。

「末摘花」はあだ名であり、彼女の鼻が赤いことと、紅花の花が紅いことをかけたものです。

美人ではないとされておりますが、純真な心を持ち、源氏に忘れられていた間も一途に源氏を信じて待ち続けました。それに感動した源氏により、妻の一人して迎えられ、晩年を平穏に過ごしたということです。

そして、紅花栄の紅花は染料につかわれるベニバナのことではないという説があるそうです。なぜなら、ベニバナは開花が六月下旬から七月上旬となります。五月末頃に紅花が盛んに咲く状態ではないわけです。

松尾芭蕉の『奥の細道』でもベニバナを詠んだ俳句がありますが、詠まれた時期を現在の暦に換算すると七月中頃だそうです。

では紅花は何の花を指すのでしょうか。

五月末に見頃となる赤い花に当てはまる花はサツキツツジだそうです。一般には「サツキ」と呼ばれます。

確かに境内でも赤い花が咲いております。

ツツジかサツキかわかりませんでしたが、葉が小さく、この五月下旬に咲いているこの花はサツキのようですね。

本日は七十二候「紅花栄う」についてお話致しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です