こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
本日は大安と一粒万倍日が重なった吉日です。
一粒万倍日とは一粒のモミが万倍にも実る稲穂になるという意味で何かを始めるにはとてもいい日とされています。
平日ではありますが、七五三のご祈祷が多くありました。
ペットのご祈祷もありました。
いつもはワンちゃんのご祈祷が多いのですが、本日は猫ちゃんのご祈祷でした。
大人しく乳母車に乗っていてとてもかわいかったです。
ペットのご祈祷の際、茅の輪くぐりをします。(※茅の輪くぐりはペットの状態やご祈祷、その他の状況によってご案内できない場合がございます。)
この茅の輪の由来についてご紹介したいと思います。
ヤマタノオロチを倒した素蓋鳴神(スサノオノミコト)が、南海で旅をしている途中、蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に宿を求めました。
弟の巨旦は裕福にもかかわらず宿泊を拒みました。それに対し、兄の蘇民は貧しいながらも喜んで厚くもてなしました。
数年後、再び蘇民の元を訪ねた素蓋鳴神は「もし、悪い病気が流行ることがあった時には茅で輪を作り、腰に付ければかからない。」と教えました。
そして疫病が流行したとき巨旦の家族は病に倒れましたが、蘇民とその家族は茅の輪で助かったのです。
茅の輪も当初は伝説のとおり小さなものを腰に付けるというものでしたが、次第に大きくなり、現在では大きな茅の輪をくぐって罪や災いを取り除くという神事になったそうです。