こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
今日はとても風が強かったですね。
風の向きもあるのでしょうが、神社の中にいても風が入ってきてとても寒かったです。
そんな寒さを吹き飛ばす!・・・かな?という神様をご紹介します。
今回ご紹介する神様は、建御名方神(たけみなかたのかみ)です。
昨年10月あたりにご紹介いたしました大国主神(おおくにぬしのかみ)の子どもとされております。
建御名方神が出てくるのは、古事記では国譲りの場面です。
天照大御神などによって派遣された建御雷神(たけみかづちのかみ)と天鳥船神(あめのとりふねのかみ)が大国主神に国譲りを迫った際に登場します。
国譲りを迫られた大国主神は、まず御子神である事代主神(ことしろぬしのかみ)が答えるといい、事代主神は国譲りを承諾しました。
次に大国主神は、建御名方神が答えるといい、建御名方神は建御雷神に力比べを申し出ました。
そして建御名方神が建御雷神の手を掴むと、その手は氷や剣に変化しました。
それに驚いた建御名方神は逃げ出し、建御雷神はこれを追いかけました。
そして州羽海(すわのうみ)まで追い詰め、建御名方神を殺そうとしました。
その時に建御名方神はその地から出ないこと、大国主神・事代主神に背かないこと、国を譲ることなどを約束しました。
本日は建御名方神をご紹介しました。