昨日までの秋の涼しさとは打って変わり、暑い日となりました。本日も地鎮祭や祭典に随行致しました。さて、本日は「鎮め物」についてお話ししたいと思います。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

13日に中秋の名月のお話をしましたが、昨日14日が満月の日でした。昨晩の満月はとても素敵でしたね。

本日は雲一つない青空でとてもよく晴れ、日差しの強い暑い日となりました。

本日も地鎮祭に随行してまいりました。

今回は足利市山川町までお邪魔しました(#^.^#)

施工会社は大和ハウス様です。(残念ながら、お写真は撮れず・・・)

さて、本日は鎮め物のお話をしたいと思います。

鎮め物とは、地鎮祭もしくは着工の際、土地の神を鎮め、工事の安全を祈るために地中に埋めるものの事を言います。

埋めるものは様々ですが、基本的には桐の箱に人形(ひとかた)、鉄鏡、鉄小刀子(場合によっては鉄長刀子を加えることも)、その他鉄矛、鉄盾、鉄玉を入れたものになります。

その他、産土(うぶすな)神社の砂または小石を土器に納めたもの、五色の幣束、神籬(ひもろぎ)の芯なども鎮め物として代用します。

冠稲荷神社では基本的に、五色の幣束をご用意しております。

また、皆さんも良くご存じの相撲の土俵の下にも鎮め物が埋められております。

相撲の鎮め物は勝ち栗、榧(かや)の実、昆布とするめ、洗米、塩です。

相撲は神事でもありますので、場所中の安全と興行の成功、国家の安泰、五穀豊穣を祈願して鎮められて、土俵をつくる神事が行われるそうです。

本日は鎮め物のお話を致しました。