こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
本日はほんのりと汗ばむ陽気でしたね。
髪飾りのようで、ブローチのようで、作り物の花のようにも思えてしまうくらいとても綺麗なお花です。
さて、今週から「縁結びの儀」「誓杯の儀」と大前神前結婚式の儀式をご紹介いたしましたが、本日は『参進の儀』についてお話しようと思います。
『参進の儀』は神職や巫女を先頭に新郎様・新婦様やご家族が列になって神殿まで歩いていく儀式を言います。『花嫁行列』ともいうそうです。
この参進の儀は神殿、そしてそこに導く神職がお二人の将来の安泰を祈願する「未来」、続いて「現在」のお二人、その後ろにお二人を支えてくれた御親族などが「過去」を象徴し、全員が気持ちを整え、厳かに境内を進むことで、「三位一体」を表しているとも言われています。
大鳥居前で集合写真を撮影した後、御親族・ご友人の皆様に甲参道でお待ちいただき、新郎様・新婦様には大鳥居前に並んでお待ちいただきます。
その後、傘を持つ巫女が新郎様・新婦様の元へ行き、演奏が始まってから、宮司を先頭に奏楽の神職や巫女が新郎様・新婦様を迎えに行きます。
そして、御親族・ご友人の皆様が見守る中、神殿に向けてお進み頂きます。
春だったら桜や木瓜、夏であったら百日紅、秋なら紅葉・・・などなど季節によって違う花であったり景色を楽しめます。
陽が沈む前の夕暮れにかがり火を焚いて、その灯りに照らされた中を歩くという参進もあります。
また、参進は大傘か人力車かをお選びいただけます。
そして、参道の石の鳥居で一礼していただいた後、手水舎で手を清めて頂き、再び宮司の先導で拝殿前まで進んで頂きます。
そして、拝殿前の鈴をお二人同時に思いっきり鳴らしていただいた後、拝殿内にお進みいただいて、参進は終了となります。
以前、ティアラグリーンパレスのウエディングブログでも参進の様子が紹介されておりますので、参考にご覧ください。