神社で結婚式♪神前式ってどんな感じなの?冠稲荷神社の神前式についてお話しします

こんにちは。

巫女の片野 志穂菜です。

昨日は縁結びとDEAINARIのお話しをさせて頂きましたが、本日は神前式のお話しをさせていただきます!

みなさんは神社で結婚式をする神前式についてどんなイメージがございますか?

神社で結婚式が行われるようになったのは、100年ほど前、大正天皇と貞明皇后の結婚式が初めて宮中賢所大前で行われ、それを受けた国民が、神前結婚式を挙げたいというのが広まったのがきっかけだと言われています。

神前式は日本ならではの神社や神殿の厳かな雰囲気のもと、美しい和装の新婦さんの姿が絵になるのが最大のメリット!

冠稲荷神社の神前式では、新郎様、新婦様に4つの儀式を行って頂きます。

1.誓盃の儀(せいはいのぎ)

お2人に神様の前で、三度の誓いの盃をしていただきます。

これはみなさまも聞いたことがあると思います。

2.誓いの詞

こちらは神前にて、お2人で誓いの詞を読んでいただきます。

神様の目の前で、2人の未来を誓う大事な儀式でございます。

3.縁結びの儀(結婚指輪の御取り交わし)

教会式でもある、指輪の交換です。

冠稲荷神社では、指輪の代わりにこちらの縁結びの交換をしていただきます。

白い紐のほうが新婦様が新郎様へ贈るもの、赤い紐が新郎様から新婦様に送るものでございます。こちらは冠稲荷神社オリジナルの儀式でございます。

(結婚指輪の御取り交わしも、和装から洋装に衣装替えなさってから行うことができます)

4.玉串拝礼

神様に玉串をご拝礼していただきます。

玉串のやり方は巫女がご説明致しますので、ご安心ください♪

この四つの儀式を新郎様、新婦様にしていただきます。

一見難しそうに思えますが、神前式のリハーサルや当日は巫女やスタッフが全力でサポートいたしますので、ご安心ください!!

もちろん、神前式だけではなく、ティアラグリーンパレスでの結婚式でも、スタッフが全力でサポートいたしますので、お任せください^^

詳しくはこちらでご確認ください。

みなさまに素敵なご縁がございますように♪

 

 

 

 

冠稲荷神社の縁結び♪DEAINARIでカップリングが…。縁結びの御祈願はぜひ冠稲荷神社にお越しください

こんにちは。

巫女の片野 志穂菜です。

本日は午前中に少し雨がパラつきましたがすぐにやんで、境内は涼しい空気に包まれております。

もうすっかり秋の気温ですね。過ごしやすくなってまいりました。

ですが、台風25号が近づいております。

みなさまが台風の被害に遭われぬよう、お祈りしております。

 

さて、本日わたくしがお話ししたいのは、縁結びの話題でございます。

先日のDEAINARIで見事カップリングになられた方からご連絡をいただきました!おめでとうございます!

わたしもご祈祷などに携わらせて頂いたので、とても嬉しいです♪(*^^*)

神社さんで縁結びのお願いをするというのはわたしもよくしますが、神社さんで婚活パーティーというのは初めて聞きました。

何度かこちらのブログでも参加のご案内をさせて頂いておりますが、10月のDEAINARIも開催予定となっております。

「神社が好きな方」「縁結びのご祈祷やパーティーに興味がある方」「すてきなご縁を結びたい方」etc.

ぜひ冠稲荷神社のDEAINARIにご参加ください!

婚活パーティー初心者の方、大歓迎です。

もちろん、未だ婚活パーティーでご縁に巡り合えていない方も大歓迎ですので、お気軽にお申込みください。

詳細はこちらでもご確認いただけます。

また 「ご祈祷してもらうほどじゃないけど、良いご縁をお願いしたいなぁ」 と思っている方、こちらの桜の木にお願いしてみては如何でしょうか?

こちらの桜の木は、縁結びの桜でございます。

境内には「実咲社」という縁結びのおきつねさまがいらっしゃるお社がございますが、こちらは幼稚園の近くにある桜でございます。

看板には「二手に分かれて、再び結びついた幹を持つ桜の木」と書いてあります。縁結びの御神木として境内にたっていらっしゃいます。

お散歩がてらにご参拝にいらしてはいかがでしょうか?

またこちらの縁結びの御守ですが、DEAINARIでもお分ちしているものでございます。

こちらも宜しければご覧になっていってください^^

皆さまに素敵なご縁がありますように、毎日お祈りしております。

 

気持ちの良い日となりました。神話:大国主大神(1)因幡の白兎をご紹介します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日はとても過ごしやすい快晴となりました。

台風の影響で折れた枝も撤去され、屋根も修理のためにブルーシートがかけられました。

先日ご紹介しましたが、今月の五社大明神と七福神巡りは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

今回は大国主大神の神話の中でも有名な「因幡の白兎」についてご紹介します。

「大穴牟遲神(おおなむちのかみ)」(=大国主大神)には兄弟(八十神)がおりました。

八十神は因幡の八上比売(やがみひめ)に求婚しようと、大穴牟遲神に荷物を持たせ、因幡に向かいました。

大穴牟遲神は気多岬で赤い肌をした兎が泣いているのを見つけ、「なぜ泣いているのか。」と尋ねました。

兎は話し出しました。

「私は隠岐の島におりました。この地に渡りたくなりましたが、渡る手段がありませんでした。

そこでワニザメにどちらの数が多いか勝負しようとだまして、並ばせたのです。私はその上を数えるふりをしながら渡ってきました。そして渡りきる直前にワニザメを笑ったのです。

するとワニザメは怒って私の毛を剥いでしまいました。すると八十神たちが「海水を浴び、強い風と日光に当たって横になっていなさい」と教えてくれたので、そのとおりにしたところ、体が余計に痛み、それがつらくて泣いているのです。」

それを聞いた大穴牟遲神は兎に「今すぐ河口の水で体を洗い、その後、蒲の穂の上を転がって花粉を付ければ、必ず癒えるだろう」と教えました。

兎が言われたとおりにすると、傷がたちまち治ったのです。

兎は喜び、大穴牟遲神に八十神は八上比売を絶対に得ることはできませんと教えました。

その言葉通り、八上比売は八十神の求婚をはねつけ、大穴牟遲神のお嫁になると言いました。

こうして大穴牟遲神は八上比売を娶ることができたのでした。

しかし、面白くないのは八十神です。あの手この手で大穴牟遲神を陥れようとします。

本日は「因幡の白兎」についてご紹介しました。

 

 

 

 

金木犀の花の甘く、清々しい香りが秋風にのって境内に漂っております。お天気に恵まれた本日、昨年の秋に種を撒いて鉢で育てた「木瓜(ボケ)の子」を境内に移植いたしました♪

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

金木犀の花の甘く、清々しい香りが秋風にのって境内に漂っております。9月23日の「木瓜の実収穫祭」の頃から花が開きはじめて満開の今、ちょうど見頃を迎えております。

拝殿では気持ち良い秋風に白い垂が揺れ、とても美しく輝いて見えました。

一年のうちで最も過ごしやすい季節になりました。安らぎの宮の森、冠稲荷神社にどうぞお気軽にご来社ください。

 

さて、お天気に恵まれた本日、昨秋に種を撒き鉢の中でスクスクと育った「木瓜(ボケ)の子」を境内に移植いたしました♪※限定御朱印や「木瓜ノ寶」の発案者、Eさんが心を込めて育ててくださった「木瓜の子」。

植え替えてくださったのはいつもお世話になっております、㈱東園芸さん。

本日もササッと素早いお仕事ぶりで、あっという間に移植完了です^^

移植した場所は境内の「冠稲荷の木瓜」と「赤ちゃん木瓜」のちょうど間です^^

この「木瓜の子」は今後10年、50年、100年、そして、きっと「冠稲荷の木瓜」のように400年…と、春には美しい花を咲かせて秋には瑞々しい実をつけて、神社を訪れる方々を迎えてくれることでしょう♪

 

※群馬県指定天然記念物の「木瓜」。ご神徳は縁結び、子宝、安産、子育て、健康。樹齢は推定400年。写真は開花時期(3月中旬~4月上旬)のものです。

※「赤ちゃん木瓜」。写真は開花時期(3月中旬~4月上旬)のものです。

10月開始!株式会社シルパック様とイーパック様の新工場へ神棚の御霊入れにいってまいりました。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

まずは、台風の被害にあわれた皆さまにお見舞い申し上げます。

強風の影響が境内でも出ております。

七福神横のイチョウの木の枝が折れ、古神札納殿と神楽殿の前に散乱…。

朝から業者の方が片づけをしてくださっています。

ですが、まだ細かい枝などは残っておりますので、お参りの際はお気を付けください。

話は変わりますが、本日、株式会社シルパック様とイーパック様の新工場にお邪魔してきました(^_^)

新しく神棚が設置されたので、神棚の御霊入れを行いました。

とても素敵な神棚で、綺麗な鏡に綺麗な御簾もついています。

シルパック様、イーパック様、写真の掲載許可ありがとうございます!

そして、10月になりました!

今月の五社大明神と七福神巡りは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

先日、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の神話紹介で登場した神様でもあります。

「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は国造りの神で、出雲大社の祭神とされています。

10月は神無月といいます。「無」には「の」の意味があるとされ、神の月という意味でもあります。

6月の「水無月」も水の無い月という意味ではなく、水の月という意味だそうです。

他にも八百万の神々が出雲大社に集まるとされる月なので神無月という説もあります。なので神々が集まる出雲では神在月と呼ばれるそうです。

「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」につきましては、また何回かに分けてご紹介いたします。

10月1日(月)から月と金木犀モチーフの限定御朱印をおわかちいたします♪

こんにちは。

巫女の片野志穂菜です。こちらのブログでは、はじめましてになります^^

これから冠稲荷神社の魅力をたくさんお届けできればいいなぁと思います。よろしくお願い致します。

皆さま、台風の対策はお済みですか?

神社ではのぼりを下げたり、チラシをしまったりと台風対策をいたしました。早く台風が過ぎてくれるのを祈るばかりです。

立秋も過ぎて、すっかり秋の空気になってまいりましたね。

秋は実りの秋や読書の秋と様々な秋があります。

いろんな秋を楽しんでみたいですね♪

さて、そんな中、今日は明日からおわかち致します限定御朱印をご紹介致します。

新田義貞きつね月と金木犀のモチーフ印がはいったかわいい御朱印です!!義貞公のおきつねさんがとてもかわいいです♪

こちらの御朱印は、【十三夜】の10月21日(日)までの限定となります。

前回の木瓜の実祭りの限定御朱印を手に入れられなかった方も、手に入れられた方も、沢山の方にご来社して頂けるのを楽しみにしております^^

こちらのイラストが目印です!

月替わりの縁守も明日から10月の御守に変わります。

今月は【木瓜の実】が入った神無月の御守です。

こちらもぜひ皆さまにお手にとって頂けたら嬉しいです^^

 

台風も接近しております。

雨の日のご来社の際はどうかお足元にお気をつけてご来社ください。

台風24号の接近が心配なところですが…明日9月30日開催の「DEAINARI(であいなり)」の準備を進めております!

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

昨日とはうって変わって、こちら群馬県太田市内では今朝から冷たい雨が降り続いております。

さて、台風24号の接近が心配なところですが…冠稲荷神社では明日、開催の神社で婚活、神社で恋愛「DEAINARI(であいなり)」の準備を進めております。

今回はその「DEAINARI(であいなり)」に関するグッズ(?)の一部をご紹介させていただきます♪

※9月29日午後16時現在、DEAINARIの開催予定に変更はございません。

まず、こちらは拝殿での御祈祷の際、「良縁に恵まれますように…」と、神前にお供えいただく「玉串」です。

こんなふうに2本をペアで並べて見ますと、カップルみたいで可愛いですネ^^

※ちなみに「榊(さかき)」の語源は常に繁っていることから繁栄を象徴する「栄木」、神域を示すことから「境木」などの説がございます。(神道事典より)

そして、こちらは「プロフィールカード」と「名札」です。

こちらも色違いのペアで並べると、とてもキレイで素敵です^^

※名札は下のお名前のみ「ひらがな」でご記入いただいております。また、プロフィールカードはオープンにしたくない情報は未記入でも大丈夫です^^

それから、こちらは御祈祷の後にお授けしております「御守」です。

人気の5種の中からお好きなものをお選びいただいております。

※ご祈祷中、一緒にお祓いをした御守をお授けいたします。

冠稲荷神社の「DEAINARI(であいなり)」は当日限定の出会いのみならず、参加者の皆様のその後の「良縁」や「お幸せ」をご祈祷いたしております。ご興味をお持ちの皆さま、どうぞお気軽にお問合わせ、お申込みくださいネ。

また、9月30日開催のDEAINARIは定員に達したため、お申込みを締めきりましたが、10月28日(日)と11月24日(土)開催のDEAINARIはまだまだ受付中です^^

皆さまに神様のお恵みがありますように。

お天気に恵まれた本日は可愛らしい初宮や七五三のお客様がお参りにお越しくださいました^^また、出張神事で使用する神籬(ひもろぎ)や大麻(おおぬさ)用の榊を境内から採ってまいりました♪

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

お天気に恵まれた本日は可愛らしい初宮や七五三のお客様がお参りにお越しくださいました^^小さな背中に大きな帯がとってもキュートです♪

ご家族の愛情をたっぷりうけてスヤスヤと眠る赤ちゃん^^

本日はようこそお参りくださいました。お子様の健やかなご成長とご家族皆様のご幸福をお祈り申し上げます。

 

さて、午後は出張神事で神籬(ひもろぎ)や大麻(おおぬさ)として使用しております、榊(さかき)を採って参りました。

境内の至る所にある榊ですが、本日は戌亥鳥居の周辺で…

このような大小のハサミを使って「ちょこっと痛いけどゴメンなさい」と呟きながら…
祓具の大麻中小の榊や…

神籬用の大きな榊を…
蚊の攻撃をかわしながら採ってまいりました^^

これらの榊に幣や紙垂を結びますと…

このように神様の依代(よりしろ)とする神籬や祓具の大麻となります。また、写真には載せておりませんが、皆さまにお参りいただく際に神前にお供えいただく玉串(たまぐし)も境内の榊から用意しております。

ところで、ご自宅の神棚や氏神様の榊立てに榊を挿していらっしゃるお近くにお住まいの皆さまへ。新しい榊を御入用の際には冠稲荷神社 西側の道路沿いの榊をご自由にお持ちください。

職員へのお声掛けなどは必要ございませんので、ご都合にあわせてどうぞ^^

皆さまに神様のお恵みがありますように。

あいにくの天気でしたが本日は戌の日! 安産をはじめ、初宮や七五三のご祈祷も多数ございました。また、戌の日ということで安産のお守りのご紹介を少々。


皆さま、こんにちは!

巫女の飯田 千春です。

本日も昨日に続いてあいにくのお天気です。。。
日曜日にはまた台風が上陸する予報ですので雨が続きますね(> <)

そんなあいにくの天気でしたが本日は戌の日!
安産をはじめ、初宮や七五三のご祈祷も多数ございました。

また、戌の日ということで安産のお守りのご紹介を少々。

冠稲荷神社では桐箱入りの赤と白の大きめのお守り、通常サイズの赤、白、桃色のお守りがございます。


ご祈祷をしていただいた方には通常サイズの赤と白のお守りのどちらかを授与品としてつけさせて頂いております。(選ぶことはできませんのでご了承ください)

安産のお守りをお受けの際はぜひお好きな色をお選びください♪

 


そして、神社で婚活 神社で恋愛 『DEAINARI』のご案内です。

以前にもご案内した通り、

9月30日のDEAINARI、男性、女性ともに定員に達しました。これからお申込みいただく方はお受付致しかねますのでご了承ください(>_<)

次回以降は、
10月28日(日)と11月24日(土)の開催を予定しております。

 

DEAINARIに参加ご希望の方は、メールでお申込ください。

 

メール件名を「であいなり参加申し込み」とし、


・参加希望日
・お名前(フルネーム)
・お名前ふりがな
・性別
・生年月日
・ご連絡先電話番号


その他質問・複数名での参加希望があればご記入下さい。

皆さまのご参加をお待ちしております!

本日は寒い一日となりました。まだ百日紅の花はきれいに咲いています。神様紹介:素蓋鳴神をご紹介します(3)

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

今回も「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」をご紹介します。

前回は、高天原を追放された罪人から一転、英雄になった話をご紹介しました。

「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」と結婚した「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はその後どうなったのでしょうか。

次に「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が登場するのは「大国主神(オオクニヌシノカミ)の神話です。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の子孫で、因幡の白兎に登場する神様です。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は兄神である「八十神(ヤソガミ)」に迫害され、二度殺されますがその度に母神によって救われ、最終的に「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」がいる根の国にむかいます。

*この時は「大国主神(オオクニヌシノカミ)」という名前ではありませんでした。詳しい「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の神話については後日ご紹介いたします。

根の国についた「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の娘である「須勢理毘売(スセリビメ)」と出会い、お互いに一目惚れしました。

しかし、「須勢理毘売(スセリビメ)」を溺愛していた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は、「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を蛇がたくさんいる部屋に泊めました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は「須勢理毘売(スセリビメ)」から授かった「蛇の比礼(ヒレ)」を使い、蛇を鎮め一晩無事に過ごすことができました。

次の日の夜、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はムカデと蜂がいる部屋に「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を泊めました。

「須勢理毘売(スセリビメ)」は「ムカデと蜂の比礼」を「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に授け、それを使って無事にムカデと蜂のいる部屋を出ることができました。

それでも「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は広い野原の中に射込んだ矢を拾うように「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に命じました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が野原に入って矢を探していると火が回ってきました。「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が火を放ったのです。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が困っていると、鼠が来て「内はほらほら、外はずぶずぶ(穴の入り口は狭いが、穴の中は広い)」と言いました。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」がその場を踏んでみると、地面の中に空いていた穴に落ちて、火をやり過ごすことができました。

また、鼠は探していた矢を持ってきてくれたのです。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の死を確認しようとして野原に出ると、矢を持った「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が帰ってきました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」「大国主神(オオクニヌシノカミ)」を家に入れ、頭のシラミを取るように命じました。

しかし、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の頭にいたのはムカデです。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は「須勢理毘売(スセリビメ)」からもらった椋(むく)の実を噛み砕き、赤土を口に含んで吐き出しました。

それをムカデを噛み砕いていると勘違いした「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は、そのまま眠りはじめました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」はこの隙に逃げようと「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の髪を部屋の柱に結び付け、大きな石で入り口を塞ぎました。

そして、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の生大刀と生弓矢、「須勢理毘売(スセリビメ)」の天詔琴を持ち、「須勢理毘売(スセリビメ)」を背負って逃げ出そうとしました。

その時に琴が木に触れて音が鳴り響き、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」が目を覚ましてしまったのです。

しかし、髪を柱に括り付けられていたため、すぐには追いかけることができず、その間に「大国主神(オオクニヌシノカミ)」は逃げることができました。

「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は地上に通じる黄泉比良坂(よもつひらさか)まで追いかけてきましたが、そこで止まって「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に「その大刀と弓矢で八十神を追い払い、須勢理毘売(スセリビメ)を妻として立派な宮殿を建てて住め」と声をかけました。

「大国主神(オオクニヌシノカミ)」「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の言葉のとおりに八十神を追い払い、「須勢理毘売(スセリビメ)」を正妻にして、高天原に届くような立派な宮殿を建て、国づくりを始めました。

長くなりましたが、この「大国主神(オオクニヌシノカミ)」の神話に出てきた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は今までとは違った一面を見せています。

それは父親としての顏です。「大国主神(オオクニヌシノカミ)」に様々な試練を与えたのも、大切な娘のことを任せられるかどうか試したのです。

今まで見てきた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は母を慕い、やんちゃでわがままで、そして英雄でもあり、父親として娘を想うなど家族思いでとても人間味のある神様であるといえます。

そんな「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は神楽殿の八坂社の御祭神です。

今回は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」をご紹介しました。

境内は蚊がとても多いです。虫よけスプレーが社頭に置いてありますので、お気軽にお声掛けください。

 

群馬県太田市に鎮座する冠稲荷神社のブログです。女子神職と巫女がお届けします。