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小さい秋みつけた♪

こんにちは。

出仕の朽津由美子です。

10月の異称、時雨月時雨(しぐれ)は秋から冬にかけて降る、にわか雨のことだそうです。本日より暦は七十二候の霎時施(こさめときどきふる)。本日は小雨が降ったり止んだり、境内はしっとりした空気に包まれています(^^)

ふらりと境内のを探して歩いてみたところ…

夏が長かったせいか、モミジはまだ青々と茂っていましたが…

百日紅(さるすべり)やの黄色い葉が少しずつ散り始めていました。

それから動揺の「ちいさい秋みつけた」の歌詞に出てくる百舌鳥(もず)の鳴き声も聞こえてきましたよ♪

※こちらは大鳥居下のライトに黄色く照らされたモミジ。なんちゃって黄葉です。

日ごとにの深まりを感じられるのは楽しいことですネ♪皆さまもお参りの際には冠稲荷小さい秋を見つけてみてください(^^)

二日ほど過ぎましたが、七十二候「紅花栄う」についてお話します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

 

5月26日より七十二候が紅花栄(ベニバナさかう)になりました。意味は「紅花が盛んに咲く」です。

ベニバナは古来染料として使われておりました。着物だけではなく、口紅の原料にもなっています。

雅称「末摘花(すえつむはな)」と言います。

「末摘花」と聞くと、『源氏物語』を思い出しますね。

『源氏物語』には「末摘花」という女性が登場します。

「末摘花」はあだ名であり、彼女の鼻が赤いことと、紅花の花が紅いことをかけたものです。

美人ではないとされておりますが、純真な心を持ち、源氏に忘れられていた間も一途に源氏を信じて待ち続けました。それに感動した源氏により、妻の一人して迎えられ、晩年を平穏に過ごしたということです。

そして、紅花栄の紅花は染料につかわれるベニバナのことではないという説があるそうです。なぜなら、ベニバナは開花が六月下旬から七月上旬となります。五月末頃に紅花が盛んに咲く状態ではないわけです。

松尾芭蕉の『奥の細道』でもベニバナを詠んだ俳句がありますが、詠まれた時期を現在の暦に換算すると七月中頃だそうです。

では紅花は何の花を指すのでしょうか。

五月末に見頃となる赤い花に当てはまる花はサツキツツジだそうです。一般には「サツキ」と呼ばれます。

確かに境内でも赤い花が咲いております。

ツツジかサツキかわかりませんでしたが、葉が小さく、この五月下旬に咲いているこの花はサツキのようですね。

本日は七十二候「紅花栄う」についてお話致しました。

本日は二十四節気の一つ「冬至」です。日が短いためか曇りのためか、境内も暗くなるのが早かったです。年末ももう少しですね。大掃除をされる方も多いと思いますが、無理をされませんよう、健康に新しい年を迎えられますよう、ご自愛ください。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は二十四節気の冬至です。

一年の間で昼の時間が短く、夜の時間が長くなる日です。

冬至と言えば代表的なものというとゆず湯ですね。冬至(とうじ)と湯治(とうじ)をかけ、無病息災であれば融通(ゆうずう)が利くという説があるそうです。

また、カボチャや小豆粥、「と」の付く食べ物を食べるなどの風習もありますね。魔除けの為、栄養を取る為、体を暖める為など様々な理由があります。

冬至は夏至から徐々に日照時間が減っていき、太陽の高さも一年で最も低くなるので、太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。

そして、冬至を境に衰えていた太陽の力が再び強くなるので、冬至の事を「一陽来復」とも言います。

他にも「一陽来復」には、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味もあります。

また、七十二候は初候「乃東生(夏枯草生ず)」です。意味は夏枯草が芽を出すです。乃東(だいとう)、夏枯草(かこそう)とはうつぼぐさのことです。

あらゆる草木が枯れていくこの季節にうつぼぐさだけ芽を吹きはじめるため、「一陽来復」と同じように希望をもたらす意味があります。

今月の神様朱印の神倭磐余毘古神も東征の際、東に軍を向けて進んだところ、戦いにおいて長兄の五瀬命が負傷しました。

神倭磐余毘古神は太陽神である天照大御神の子孫です。

なので、太陽神の子孫である自分達が、東に(太陽に)向かって戦うことは、天の意思に逆らうことだと考え、迂回し太陽を背にするように進んだという説があります。

本日は太陽の力が弱く、境内も早めに薄暗くなってしまいました。新年に向けての準備もあるかとは思いますが、気温も低いので、温かい柚子湯に浸かって温かいものを食べ、風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。

 

 

本日は二十四節気の一つ、立冬ですね。暦の上では今日から冬ですね。朝晩も肌寒くなり、陽も短くなっております。お参りの際は暖かくして、道中お気をつけてお越しください。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は二十四節気の一つ、立冬ですね。

冬の始まりを意味します。

境内では、まだ季節外れの桜や木瓜が花開いておりますが、朝方は寒く、冬の訪れを感じますね。*夕方に写真を撮ったので、見ずらいかと思います…。

そして、 二十四節気を3つに分けた七十二候では初候「山茶始開」、読み方は山茶(つばき)始めて開くです。

この山茶(つばき)は山茶花(さざんか)の事です。

山茶花もツバキ科の植物で、秋から冬にかけて咲くので、冬の訪れを告げる花とされ七十二候に使われているのですね。

ちなみに椿は真冬~4月ごろまで咲きます。

なので、山茶花は冬の季語で、椿は春の季語です。

この山茶花は1月の縁守に納め奉製致します。

そしてこれから奉製する12月の縁守は境内の紅葉を納めます。

聖天宮の鳥居に向かって左側の紅葉は徐々にですが着々と色づいてきております。

以前よりも赤い色がよく目立つようになってきました。

その他、七福神殿右側や甲参道には銀杏の木がありますので、黄色い絨毯が見られる日が楽しみですね。

昨年は11月終わりごろに紅葉が全体的に広がり、12月初めの頃に黄色い絨毯が見られたので、もうちょっと先かもしれません。*昨年の様子です。

日も短くなっておりますので、道中お気を付けください。

 

本日は大安ですが、朝から雨が降り続いております。この時期は七十二候の一つ「腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)」です。二十四節気だけでなく、七十二候やその他、月の異名など昔の言葉には美しいものが多くとても素敵です。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は朝から雨ですね。

大安ということで大前神前結婚式も2件あり、多くの御朱印をお求めの方、ご祈祷の方にお参り頂きました。

雨の中でも幸せいっぱいの二組の新郎様新婦様のお顔が印象的でした。

現在、二十四節気のうちの芒種です。そして、二十四節気をそれぞれ初候・次候・末候に分けたのが七十二候です。6月11日~15日頃は芒種の次候である腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)です。

「腐草」とは蛍の別名です。古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が、蛍になると信じられていたそうです。

土の中でさなぎになり、羽化して地上に現れた姿を見て「朽ちた草が蛍になる」と表現しました。

草の中から蛍が舞い、明りを灯しながら飛び交う頃となりました。

水辺や野の暗がりに浮かんでは消える蛍の光は、まさに夏の風物詩です。

ちなみに、16日以降は末候の梅子黄(うめのみきばむ)です。梅の実が黄ばんで熟すという意味です。

境内の梅も少し前まで緑色だったのですが、熟して黄色になってきています。

今はまだ梅雨で寒い日が続いていますが、本格的な夏はもうすぐですね。

体調を崩されませんよう、お気を付けください。