こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
昨日に引き続き暑い日となりましたね。
日差しがとても強いので、お参りの際はお気を付けください。
さて本日は甲子(きのえね)の日!
大黒天様の縁日です!
大黒天様は七福神の一柱で、もとはヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラの訳です。
「マハー」が「大(偉大なる)」、「カーラ」が「時、または黒」を意味するそうです。この「黒」は暗黒を表し、実は闇の神様でとても恐ろしい姿をしています。
日本では、大黒(だいこく)が「大国」に通じるため、大国主神と混同され、その後、闇の神様ではなく、豊饒の神として食物・財福を司る神となったそうです。
さて、大黒天様と言えば米俵に乗り、福袋と打出の小槌を持った姿で表されます。
袋を持っているのは因幡の白兎の説話で八十神たちの荷物を入れた袋を持っていたためであり、ここからも大国主神と混同されていたことが分かります。
また、大国主神がスサノオノカミの元へ訪れた際、スサノオノカミの計略により焼き殺されそうになった大国主神を鼠が助けたという説話や、大黒天様が米(食物)の神で、鼠が米と関係が深いことから、鼠が大黒天の使者であるとされます。
なので、子(鼠)の日特に十干十二支の最初である甲子の日が大黒天様の縁日です。
虫も多くなっていますので、お参りの際にはお気を付けください。