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虎渓三笑(こけいさんしょう)。

こんにちは。

出仕の朽津由美子です。

新緑の美しい季節になりました。日中のお参りが気持ち良いですね♪連休中は是非、冠稲荷神社にもお越しください(^^)

さて、本日は本殿の彫刻についてのご案内です。

皆様が鈴を鳴らしてお参りくださる拝殿。その奥に当社の主祭神の宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)=通称:お稲荷様をお祀りする本殿がございます。※本殿は元禄3年(1690)に再建され、太田市の重要文化財に指定されています。

3年前に修復工事を行った屋根については当ブログでもご紹介いたしましたが…

今回は極彩色が美しい、彫刻にご注目いただきたく♪

3面に施された彫刻のうち、こちらは虎渓三笑(こけいさんしょう)を表したものです。

虎渓三笑とは…

中国の東晋の高僧の慧遠(えおん)は、廬山(ろざん)の寺にこもって俗界との境界である虎渓を越えないと誓っていました。ところがある日、詩人の陶淵明(とうえんめい)と道士の陸修静(りくしゅうせい)を見送るときに話に夢中になり、うっかり虎渓を越えてしまいました。虎の吠える声でその事に気づき、三人で大笑いしたという廬山記(ろざんき)の故事です。

※この故事から、虎渓三笑という言葉が「あることに夢中になって他のことを全て忘れてしまうこと」の例えになったそうです。

先日、どちらかの博物館で「集まるおじさん」と題した展示会で虎渓三笑についても紹介されていました。集まるおじさん…そう聞くと、本殿の彫刻も何となく微笑ましく、可愛らしく見えてきました(^^)※本殿となりの棚に案内資料をご用意しておりますので、どなた様もご自由にどうぞ。

お社にどのような彫刻が施されているのか、じっくりご覧いただきながらのご参拝も楽しいですね♪次回、ご来社の際には是非、本殿の彫刻にもご注目ください(^^)

光のマジック!拝殿のライトがLED電球に変わりました♪

こんにちは。

出仕の朽津由美子です。

蒸し暑い日が続いておりますが皆さま、お元気ですか?境内の蝉の鳴き声も何となくダルそうに聞こえます(笑)

さて、拝殿のライトが白熱電球からLED電球に変わりました♪なんと4万時間(1,666日=約4年半)もつそうです!

工事を担ってくださったのは、いつもお世話になっております横山電気(株)さん。職人さんがレールを組んでヒョイっと、こんな高いところでスイスイと作業を進めてくださり、あっという間に完了いたしました!

横山電気さんによる光のマジックで 彫刻や絵画も以前より明るく、ハッキリ見えるようになりました!

なんだか美術館にいるような気分になります♪皆さまもご祈祷などで拝殿にお上りいただく機会がございましたら是非、ご覧になってみてください(^^)