こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
本日はあいにくの雨ですね。
肌寒く、どんよりとした天気となりました。
このような寒い中でもご祈祷や御朱印を受けにご来社くださる方もいらっしゃいました。
足元の悪い中ありがとうございます。
境内は滑りやすくなっておりますので、どうぞお気を付けください。
本日、大前神前結婚式が執り行われました。
雨の中でしたので、スタジオでの写真撮影の後、和室前の廊下を参進して拝殿にお上がり頂きました。
挙式後は拝殿にてスナップ撮影が行われました。
以前、大神前結婚式にて行われる儀式、「誓杯の儀」「誓いの言葉」「縁結びの儀」「玉串奉奠」などについてお話しいたしました。
この中の「玉串奉奠」は通常のご祈祷中にも皆様にやっていただく神事の一つとなります。
しかし、玉串奉奠の作法ってわからないという方もいらっしゃるかと思います。
なので、本日は玉串奉奠の作法についてお話ししたいと思います。
玉串奉奠の際、まず神職または巫女から玉串が葉が左側になるように手渡されますので、受け取ります。
この時の作法は、まず右手で玉串の根元を上から持ちます。次に葉先の下に左手を添えます。このような形で受け取ります。
そして神前に進み、玉串案という台の手前に立ちます。
まずは一礼します。そして、玉串の根元を手前に持ってきます。
この際に玉串にお願い事を込めます。
そして神前に玉串を供えます。
簡単に言ってしまうと玉串を右回しにして根元をご神前に向けるのですが、この時、まず右手を根元から離して、玉串の真ん中あたり左手よりも下を持ちます。
受け取るときは上からでしたが、この時は下から添えるように持ちます。
つづいて、左手を葉先から離して根元を持ちます。そして、玉串を時計回りに回して、根元をご神前へ向けて玉串案の上に置きます。
一歩下がって二礼二拍手一礼をします。
最後にもう一度一礼をして下がります。
祈祷の場合ですと、代表の方のみ玉串奉奠を行い、関係者の方は玉串奉奠を行わないという場合もあるかと思います。
その時は「同拝」と言って代表者が玉串を奉納しているときは起立していただき、この二礼二拍手一礼の時に代表者の方に合わせて同じく二礼二拍手一礼を行います。
この二礼二拍手一礼は揃って行っていただきますと、とても格好よくなります。
同拝の場合でも、ご家族様、新郎様新婦様の場合でも揃っているととても格好良いです。
ぜひとも、玉串奉奠の際は気持ちや動作を揃えて行ってください(#^.^#)
今回は、玉串奉奠の作法についてお話しいたしました。