こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
先週伊勢崎市稲荷町にて地鎮祭に随行させていただきました。先月にも稲荷宮の移動の神事を執り行いました。
施工会社は大和ハウス様です。おめでとうございます。
クチナシの花は開花当初は白色ですが、徐々に黄色がかるように変化していきます。
遠くから見ると金平糖のようですね(笑)。
また、クチナシは染料としても用いられております。
果実を乾燥させた粉末は奈良時代から「黄丹(おうに)」の下染めに使用され、平安時代には十二単など衣装の染色で「支子色(くちなしいろ)」と呼ばれました。
厳密には、クチナシで染めた黄色に紅花の赤をわずかに重ね染めした色が「支子色(くちなしいろ)」、クチナシのみで染めた色を「黄支子(きくちなし)」と呼んで区別されました。
江戸時代には「口無し」から「言わぬ色」=「不言色(いわぬいろ)」とも呼ばれました。
現代でも無害の天然色素として、正月料理の栗金団をはじめ、和菓子、たくあんなどを黄色もしくは青色に染めるのに用いられます。
香りも強く、天候の状況にもよると思いますが、朝は神社に向かって八重桜の木を通り過ぎた辺りが一番香りが強かったです。