こんにちは。
巫女の朽津由美子です。
本日もお天気に恵まれ、清々しい風が吹く境内で挙式の前撮り中の新郎新婦様を発見!写真撮影をお願いしましたところ、とても気さくに粋なポーズをきめてくださいました!
新郎様は凛々しい紋付袴姿、そして新婦様は華やかな色打掛姿とお花の髪飾りがよくお似合いでした^^ 令和元年のご結婚、おめでとうございます!お二方の末永いご幸福をお祈り申し上げます。
今回ご紹介させていただきました新婦様のように、最近の神前結婚式では和装に洋髪を合わせるスタイルが人気のようです。季節の生花をあしらったり、ブーケにあわせたり、そのままお色直しのドレススタイルにも合わせられますネ^^ 神前式も時代とともに様変わりしております。もちろん、伝統的な日本髪に角隠しや綿帽子をお召しになられる新婦様も沢山いらっしゃいますので、どうぞお好みでお選びください^^
さて、片野巫女が昨日のブログでご案内させていただきました神前結婚式の「縁結びの儀」に続き、本日は「誓杯の儀」についてお話しさせていただきたいと思います。
いわゆる「三三九度」といわれる儀式ですが、
一盃 新郎→新婦→新郎
二盃 新婦→新郎→新婦
三盃 新郎→新婦→新郎
の順で御神酒を三つの盃で三献ずついただくので合計九献(三×三=九)というわけです。三や五・七・九の奇数は昔からおめでたい数とされていて、三月三日は「上巳の節句(ひな祭り)」、五月五日は「端午の節句(こどもの日)」などが行われるのはこのような理由からで、結婚式もおめでたい事ですから奇数の数、三・三・九が使われているそうです。
ただ、現在ではこの三三九度の作法は一般の神前結婚式ではほとんど行われていません。当社でも、
一盃 新郎→新婦
二盃 新婦→新郎
三盃 新郎→新婦
の順序で行われ、「誓盃の儀」と称しております。
また、新郎新婦様が御神酒をいただく作法ですが、一、二は口につけるだけで三口目でいただくのが通例です。ちなみにお酒が飲めない新郎様や新婦様には「飲むマネだけで大丈夫です」と、ご案内しておりますので、どうぞご安心ください^^
冠稲荷神社での神前結婚式に関するご質問は随時、承っております。どうぞお気軽にお問合せください^^