こんにちは。
巫女の岩瀬愛梨です。
本日は以前お話ししました、鏡の話後編です。
前回は天照大御神が天の岩戸にお隠れになってしまった際に、他の神々が鏡を用いて天照大御神を外に出したところまででした。
天照大御神と鏡の話は天孫降臨のお話にも出てきます。
天孫降臨とは、天孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天照大御神の神勅を受け葦原の中つ国を治めるために、高天原から筑紫の日向の襲(くまそ)の髙千穂峰(たかちほのみね)に天降ったお話です。
その際、天照大御神は瓊瓊杵尊に、天の岩戸から天照大御神を出す際に用いられた勾玉と鏡、そして草薙の剣を授け、「この鏡を私の御霊と考え、私自身を祀るように仕えなさい」と言いました。
こうして、瓊瓊杵尊と共に三種の神器が天降り、鏡が天照大御神の象徴として祀られたのです。
以上が神話にて出てくる鏡についてのお話です。
鏡は太陽を指していること、鏡と天照大御神関係、鏡が神社でご神体とされている理由がわかりました(#^.^#)
さて、神社にはご神体の他にも鏡があります。
この写真をご覧ください。正面のお社と両隣の緑色の旗、その右側の旗に丸いものが見えます。
拡大してみます。丸いものが鏡です。その後ろにネックレスのようなものがかかっています。
ネックレスのようなものは玉、左側の棒は剣です。
これらの旗や玉・鏡・剣と一番上に立てられている真榊は神道の理念を象徴するものとされているそうです。
鏡の話は以上です。皆さまも神社にお参りする機会がございましたら、ぜひ鏡を探してみてください\(^o^)/