カテゴリー別アーカイブ: 暦

以前、旧暦についてお話致しました。今回は閏月について考察してみます。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

少し日にちが空きましたが、また暦についてお話していきたいと思います。

以前にもお話ししたと通り、今年は閏月がある年です。

5月23日から6月20日まで閏4月でした。

今回はどのように閏月が決められているのかについて考察したいと思います。

まず、現在でも一か月が30日の月や31日の月があるように、旧暦でもひと月が29日または30日と決められていました。

現在では2・4・6・9・11月が31日ではない月になります。これを「小の月」と言い、反対にひと月が31日ある月を「大の月」と言います。

旧暦でもひと月が29日ある月を「小の月」、30日ある月を「大の月」と呼んでいました。

例として、今年の暦を見てみます。1月はまだ旧暦12月で25日に旧正月となります。その前日は30日、つまり旧12月は30日(大の月)であることが分かります。

その他、今年の大小の月は以下の表のようになっております。(旧11月以降は暦がないため不明です。)

旧正月旧二月旧三月旧四月旧閏四月旧五月旧六月旧七月旧八月旧九月旧十月

そして、以前のブログでもご紹介したように、中気が何になるかによって月が決定します。青で囲ってある部分が旧4月です。4月中気にあたる小満があります。

そして、旧5月に入ってから5月の中気である夏至があります。(紫の線の部分です。)よって、赤い線の部分には中気は何も含まれていないことが分かります。

よって、旧4月の後、旧5月の前の期間は閏月にあたり、4月の続きということから閏4月になるということでしょうか。

ここまでどのように閏月が決められているのかを考察してみましたが、難しいですね。

大小の基準についてが少し曖昧なので、また機会があったら考えてみたいと思います。

今回は閏月がどのように決められているのかを考察してみました。

本日は己亥(つちのと・ゐ)、天神様(菅原道真公)の縁日になります。

こんにちは。

太田市の冠稲荷神社の片野志穂菜です。

今日の早朝の太田市は雨が降っておりましたが、それも9時過ぎには止んで、お日様が少し顔を出したりもしていました。

午後は雲が出てしまい、曇り空となってしまいましたが、境内ではご参拝者様や、鳥たちの声が響いておりました。

さて、本日は暦上では旧五月五日、端午の節句の日です。

また、天神様の縁日でもあります。

天神信仰という、日本における天神(雷神)に対する信仰のことで、特に菅原道真公を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする信仰のことをいいます。

※画像は二月にお分ちしていた御朱印です。

なんでも、菅原道真公が大宰府に左遷され没した後、疫病や日照り、落雷などが起こりこれが道真公の祟りだと言われていたそうです。

人の怒りというのは恐ろしいものですね(;-ω-)

菅原道真公をお祀りしている所といえば、北野天満宮や太宰府天満宮などが有名ですね。

また、菅原道真と牛の繋がりも深いことから、天満宮の神使は牛とされています。

冠稲荷神社にも、菅原社という末社がございます。

少し怖い話もありますが、菅原道真公は学問の神様でもありますので、これから何かを学ばれる方、勉強を頑張りたい方などはこちらの菅原社へお参りください。

最後に連日のお知らせになりますが、今年の夏越の大祓式は、今年は皆様にご昇殿頂かず、15時より拝殿にてインスタライブの配信を行います。

また、ご昇殿頂けませんが、拝殿前にて夏越の大祓式をご覧頂けます。

※人形代、猫形代、犬形代につきましては、毎日人形代のお社にご用意しております。

詳細につきましては、冠稲荷神社のHPをご覧ください。

本日は戌の日♪戌の日についてご説明致します(‘▽′*)

こんにちは。

巫女の千葉梨奈です!

本日は戌の日についてご紹介致します。

まず「戌の日(いぬの日)」ってなんだろう?神社で何をするのかな?となんとなく知ってはいるけどくわしくはわからないこともありますよね(^_^;)では戌の日についてご説明致します!

戌の日の「」とは十二支に出てくる戌のことを意味しています。比較的お産が軽く、一度にたくさんの仔犬を出産する戌の力にあやかって、歴で設定された「戌の日」に腹帯(岩田帯)を巻いて安産を祈祷する習わしがあります。

日本の歴には十二支がそれぞれあてられており、戌の日も12日に一度めぐってきます。歴と言えば六曜を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。戌の日について少しでも理解していただけたでしょうか?

冠稲荷神社では安産祈願のご祈祷がございますので安産のご祈祷を受ける際には腹帯などお祓いしたいものなどがございましたらお渡しください♪ご祈祷が終わり次第にお返し致します✿

ちなみに7月の戌の日は

7月 6日(月)・18(土)・30日(木)でございます!

安産の御守や御札、絵馬もございます。

 

ご祈祷を受ける際には社務所で対応致します♪

お待ちしております(*^_^*)♡

二日ほど過ぎましたが、七十二候「紅花栄う」についてお話します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

 

5月26日より七十二候が紅花栄(ベニバナさかう)になりました。意味は「紅花が盛んに咲く」です。

ベニバナは古来染料として使われておりました。着物だけではなく、口紅の原料にもなっています。

雅称「末摘花(すえつむはな)」と言います。

「末摘花」と聞くと、『源氏物語』を思い出しますね。

『源氏物語』には「末摘花」という女性が登場します。

「末摘花」はあだ名であり、彼女の鼻が赤いことと、紅花の花が紅いことをかけたものです。

美人ではないとされておりますが、純真な心を持ち、源氏に忘れられていた間も一途に源氏を信じて待ち続けました。それに感動した源氏により、妻の一人して迎えられ、晩年を平穏に過ごしたということです。

そして、紅花栄の紅花は染料につかわれるベニバナのことではないという説があるそうです。なぜなら、ベニバナは開花が六月下旬から七月上旬となります。五月末頃に紅花が盛んに咲く状態ではないわけです。

松尾芭蕉の『奥の細道』でもベニバナを詠んだ俳句がありますが、詠まれた時期を現在の暦に換算すると七月中頃だそうです。

では紅花は何の花を指すのでしょうか。

五月末に見頃となる赤い花に当てはまる花はサツキツツジだそうです。一般には「サツキ」と呼ばれます。

確かに境内でも赤い花が咲いております。

ツツジかサツキかわかりませんでしたが、葉が小さく、この五月下旬に咲いているこの花はサツキのようですね。

本日は七十二候「紅花栄う」についてお話致しました。

本日は新暦の初午です。神社にはご祈祷にいらっしゃる方々がたくさんご来社下さいました。ちなみに冠稲荷神社の初午は旧暦の二月になりますので、来月3月です!

こんにちは。

巫女の片野志穂菜です。

今日は昨日に引き続き境内は冷たい寒さに包まれました。

ですが、境内の木瓜の木はいくつか赤い蕾がついており、可愛らしく春のお知らせをしてくれていました。

早く真っ赤な花を咲かせてほしいです(*>ω<)

※これは昨年の木瓜の木です

さて、今日は新暦の初午です。

初午とは「二月の最初の午の日」で、簡単に言うと、稲荷の神様の誕生日のことです!

稲荷社の本社である伏見稲荷様では、初午大祭が行われたそうです。

冠稲荷の神様は、旧暦の初午でお祝いますので、冠稲荷の神様のお誕生日は今年は3月4日、初午大祭は3月22日に行います!

きっと来月には暖かくなっているはず・・・!!

個人的にも春は好きな季節ですので、今からとても楽しみです♪

最後にお知らせです。

今月の御朱印の直書き可能な日の受付時間ですが、

17日までの土日祝は夕方4時(16時)、平日の戌の日は午前中までとなります。

平日の直書き対応では無い日は通常通り17時まで受付しております。

お預かりやレターパックの受付も17時まで行っております。

ご来社の際はお時間をご確認のうえ、ご来社ください。

 

本日は二十四節気の一つ「冬至」です。日が短いためか曇りのためか、境内も暗くなるのが早かったです。年末ももう少しですね。大掃除をされる方も多いと思いますが、無理をされませんよう、健康に新しい年を迎えられますよう、ご自愛ください。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は二十四節気の冬至です。

一年の間で昼の時間が短く、夜の時間が長くなる日です。

冬至と言えば代表的なものというとゆず湯ですね。冬至(とうじ)と湯治(とうじ)をかけ、無病息災であれば融通(ゆうずう)が利くという説があるそうです。

また、カボチャや小豆粥、「と」の付く食べ物を食べるなどの風習もありますね。魔除けの為、栄養を取る為、体を暖める為など様々な理由があります。

冬至は夏至から徐々に日照時間が減っていき、太陽の高さも一年で最も低くなるので、太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。

そして、冬至を境に衰えていた太陽の力が再び強くなるので、冬至の事を「一陽来復」とも言います。

他にも「一陽来復」には、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味もあります。

また、七十二候は初候「乃東生(夏枯草生ず)」です。意味は夏枯草が芽を出すです。乃東(だいとう)、夏枯草(かこそう)とはうつぼぐさのことです。

あらゆる草木が枯れていくこの季節にうつぼぐさだけ芽を吹きはじめるため、「一陽来復」と同じように希望をもたらす意味があります。

今月の神様朱印の神倭磐余毘古神も東征の際、東に軍を向けて進んだところ、戦いにおいて長兄の五瀬命が負傷しました。

神倭磐余毘古神は太陽神である天照大御神の子孫です。

なので、太陽神の子孫である自分達が、東に(太陽に)向かって戦うことは、天の意思に逆らうことだと考え、迂回し太陽を背にするように進んだという説があります。

本日は太陽の力が弱く、境内も早めに薄暗くなってしまいました。新年に向けての準備もあるかとは思いますが、気温も低いので、温かい柚子湯に浸かって温かいものを食べ、風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。

 

 

本日は日中でもとても寒かったですね。昨日の風の影響もあり、銀杏でできた黄色い絨毯が境内を彩っております。本日は今月の神様朱印のモチーフである神倭磐余毘古神についてご紹介致します。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日はとても寒い日ですね。

昨日は風も強く吹いたので、七福神殿と甲参道に綺麗な黄色い絨毯ができております。

今月の神様朱印について説明するのも今回が三回目、一回目は金鵄、二回目は八咫烏をご紹介させていただきました。

いよいよ、神倭磐余毘古神についてご紹介したいと思います。

神倭磐余毘古神は伝説上の日本の初代天皇・神武天皇です。天孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)のひ孫にあたります。

神倭磐余毘古神は庚午年1月1日に日向国で誕生し、兄である五瀬命(いつせのみこと)と共に政治を平穏に治められる場所を求め、大和国(奈良盆地)が美しい地と聞き、他の兄たちと共に東方へ進軍しました。

進軍し、戦闘をしていくうちに兄の五瀬命が亡くなり、他の兄たちも荒れた海を鎮めるために入水するなど困難な状況が続きました。

熊野に上陸したものの、山をいくつも超えたところで道がわからなくなりました。

すると天照大神が夢に現れ、八咫烏を遣わし、その案内で宇陀にまで行き着くことができ、進軍を続けました。

その後、金鵄の助けなどを得て大和国を平定し、辛酉年1月1日に初代天皇として即位しました。

この日は、現在の暦にすると2月11日となります。なので、2月11日が建国記念の日となります。

また、神武天皇が即位したとされる歳を元年とする日本独自の紀念法があり、神社の暦などに記されております。

こちらは今年(H31・R1)の数え年などが載った表です。元号の隣に皇紀が書かれていますね。

ちなみに今年は皇紀2679年です。

今回は神倭磐余毘古神についてご紹介致しました。

 

本日は弁天様の縁日でもある己巳(つちのと・み)です。厳島社の弁天様は本日もたくさんの方にお参りして頂けました!また七五三のお参りにの際にお渡しする御札を、どの時期にお返しするのがいいのか、改めてお知らせ致します♪

こんにちは。

巫女の片野志穂菜です。

今日も真冬のような冷え込みでしたね!朝の掃除は手がかじかんで少し大変でした(;`・ω・)

手荒れが起きると大変なので、皆さまもお肌のケアにお気をつけくださいね(ーωー)

さて、本日暦の上では「己巳(つちのと・み)」、弁天様の縁日です。

冠稲荷神社の弁才天様は七福神殿、宇賀弁財天様は厳島社にいらっしゃます。

今回は厳島社の中に入って撮らせて頂きました。

弁天様は金運、技芸上達、縁結び、学業成就をはじめ、いろんなご利益がある神様と言われています。

冠稲荷神社にお参りの際は、ぜひお参りしていってください♪

さて、話は変わりまして、もうすぐ11月、霜月も終わりが近づいてきました。

神社の境内の絵馬も、この11か月のお願い事でたくさん埋まっています。

新しくかけられるところが少なくなってきましたが、じつはクスノキの裏側の絵馬かけはまだまだかけるところが沢山残っています。

大切なお願い事を神様に見えてもらえるよう、そちらにかけることをおすすめ致します(*>ω<)

こちらの絵馬かけの古い絵馬は、12月の後半にはお焚き上げの神事を行います。そして、来年新年を迎え、また一年間皆さまのお願い事をお預かりいたします。

皆さまのお願い事が無事に叶いますように、お祈り申し上げます。

 

本日は二十四節気の一つ、立冬ですね。暦の上では今日から冬ですね。朝晩も肌寒くなり、陽も短くなっております。お参りの際は暖かくして、道中お気をつけてお越しください。

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は二十四節気の一つ、立冬ですね。

冬の始まりを意味します。

境内では、まだ季節外れの桜や木瓜が花開いておりますが、朝方は寒く、冬の訪れを感じますね。*夕方に写真を撮ったので、見ずらいかと思います…。

そして、 二十四節気を3つに分けた七十二候では初候「山茶始開」、読み方は山茶(つばき)始めて開くです。

この山茶(つばき)は山茶花(さざんか)の事です。

山茶花もツバキ科の植物で、秋から冬にかけて咲くので、冬の訪れを告げる花とされ七十二候に使われているのですね。

ちなみに椿は真冬~4月ごろまで咲きます。

なので、山茶花は冬の季語で、椿は春の季語です。

この山茶花は1月の縁守に納め奉製致します。

そしてこれから奉製する12月の縁守は境内の紅葉を納めます。

聖天宮の鳥居に向かって左側の紅葉は徐々にですが着々と色づいてきております。

以前よりも赤い色がよく目立つようになってきました。

その他、七福神殿右側や甲参道には銀杏の木がありますので、黄色い絨毯が見られる日が楽しみですね。

昨年は11月終わりごろに紅葉が全体的に広がり、12月初めの頃に黄色い絨毯が見られたので、もうちょっと先かもしれません。*昨年の様子です。

日も短くなっておりますので、道中お気を付けください。

 

本日は己巳の日!60日に一度の弁財天様の縁日です。御朱印をお求めの方、七五三などのお参りの方が沢山ご来社くださいました!

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は9月最後の日曜日!少し暑い時間もありましたが、気持ちの良いお天気でしたね。

お宮参りや七五三のご祈祷を受けられる方や、御朱印をお求めの方など沢山の方がご来社くださいました。

昨日は埼玉方面の地鎮祭に随行してまいりました!

夕方には雨がパラつきましたが、本降りにならずに無事に執り納めることができました。

そして、本日は先程9月最後と書きましたが、旧暦では今日が9月1日です。

9月の異称である「長月」は「夜長月(よながつき)」の略であるといわれています。秋の夜長とも言いますし、陽が暮れるのが早くなってきました。仕事終わり、学校終わりの帰り道は暗くなりますので、お気を付けください。

さて、本日は己巳の日!「巳」=蛇は弁財天様の眷属ということで、60日に一度の弁財天様の縁日です。弁財天様は七福神の数えられる神様で金運、技芸上達、縁結び、学業成就の神様でもあります。

弁財天様は七福神殿にお祀りしております。また、宇賀神と弁財天様が習合した宇賀弁財天様は厳島社にお祀りしております。

厳島社の右側奥には菅原道真公をお祀りした菅原社もございますので、七五三のお参りの際にはぜひ一緒にお参りください。