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金木犀の花の甘く、清々しい香りが秋風にのって境内に漂っております。お天気に恵まれた本日、昨年の秋に種を撒いて鉢で育てた「木瓜(ボケ)の子」を境内に移植いたしました♪

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

金木犀の花の甘く、清々しい香りが秋風にのって境内に漂っております。9月23日の「木瓜の実収穫祭」の頃から花が開きはじめて満開の今、ちょうど見頃を迎えております。

拝殿では気持ち良い秋風に白い垂が揺れ、とても美しく輝いて見えました。

一年のうちで最も過ごしやすい季節になりました。安らぎの宮の森、冠稲荷神社にどうぞお気軽にご来社ください。

 

さて、お天気に恵まれた本日、昨秋に種を撒き鉢の中でスクスクと育った「木瓜(ボケ)の子」を境内に移植いたしました♪※限定御朱印や「木瓜ノ寶」の発案者、Eさんが心を込めて育ててくださった「木瓜の子」。

植え替えてくださったのはいつもお世話になっております、㈱東園芸さん。

本日もササッと素早いお仕事ぶりで、あっという間に移植完了です^^

移植した場所は境内の「冠稲荷の木瓜」と「赤ちゃん木瓜」のちょうど間です^^

この「木瓜の子」は今後10年、50年、100年、そして、きっと「冠稲荷の木瓜」のように400年…と、春には美しい花を咲かせて秋には瑞々しい実をつけて、神社を訪れる方々を迎えてくれることでしょう♪

 

※群馬県指定天然記念物の「木瓜」。ご神徳は縁結び、子宝、安産、子育て、健康。樹齢は推定400年。写真は開花時期(3月中旬~4月上旬)のものです。

※「赤ちゃん木瓜」。写真は開花時期(3月中旬~4月上旬)のものです。

10月1日(月)から月と金木犀モチーフの限定御朱印をおわかちいたします♪

こんにちは。

巫女の片野志穂菜です。こちらのブログでは、はじめましてになります^^

これから冠稲荷神社の魅力をたくさんお届けできればいいなぁと思います。よろしくお願い致します。

皆さま、台風の対策はお済みですか?

神社ではのぼりを下げたり、チラシをしまったりと台風対策をいたしました。早く台風が過ぎてくれるのを祈るばかりです。

立秋も過ぎて、すっかり秋の空気になってまいりましたね。

秋は実りの秋や読書の秋と様々な秋があります。

いろんな秋を楽しんでみたいですね♪

さて、そんな中、今日は明日からおわかち致します限定御朱印をご紹介致します。

新田義貞きつね月と金木犀のモチーフ印がはいったかわいい御朱印です!!義貞公のおきつねさんがとてもかわいいです♪

こちらの御朱印は、【十三夜】の10月21日(日)までの限定となります。

前回の木瓜の実祭りの限定御朱印を手に入れられなかった方も、手に入れられた方も、沢山の方にご来社して頂けるのを楽しみにしております^^

こちらのイラストが目印です!

月替わりの縁守も明日から10月の御守に変わります。

今月は【木瓜の実】が入った神無月の御守です。

こちらもぜひ皆さまにお手にとって頂けたら嬉しいです^^

 

台風も接近しております。

雨の日のご来社の際はどうかお足元にお気をつけてご来社ください。

台風24号の接近が心配なところですが…明日9月30日開催の「DEAINARI(であいなり)」の準備を進めております!

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

昨日とはうって変わって、こちら群馬県太田市内では今朝から冷たい雨が降り続いております。

さて、台風24号の接近が心配なところですが…冠稲荷神社では明日、開催の神社で婚活、神社で恋愛「DEAINARI(であいなり)」の準備を進めております。

今回はその「DEAINARI(であいなり)」に関するグッズ(?)の一部をご紹介させていただきます♪

※9月29日午後16時現在、DEAINARIの開催予定に変更はございません。

まず、こちらは拝殿での御祈祷の際、「良縁に恵まれますように…」と、神前にお供えいただく「玉串」です。

こんなふうに2本をペアで並べて見ますと、カップルみたいで可愛いですネ^^

※ちなみに「榊(さかき)」の語源は常に繁っていることから繁栄を象徴する「栄木」、神域を示すことから「境木」などの説がございます。(神道事典より)

そして、こちらは「プロフィールカード」と「名札」です。

こちらも色違いのペアで並べると、とてもキレイで素敵です^^

※名札は下のお名前のみ「ひらがな」でご記入いただいております。また、プロフィールカードはオープンにしたくない情報は未記入でも大丈夫です^^

それから、こちらは御祈祷の後にお授けしております「御守」です。

人気の5種の中からお好きなものをお選びいただいております。

※ご祈祷中、一緒にお祓いをした御守をお授けいたします。

冠稲荷神社の「DEAINARI(であいなり)」は当日限定の出会いのみならず、参加者の皆様のその後の「良縁」や「お幸せ」をご祈祷いたしております。ご興味をお持ちの皆さま、どうぞお気軽にお問合わせ、お申込みくださいネ。

また、9月30日開催のDEAINARIは定員に達したため、お申込みを締めきりましたが、10月28日(日)と11月24日(土)開催のDEAINARIはまだまだ受付中です^^

皆さまに神様のお恵みがありますように。

お天気に恵まれた本日は可愛らしい初宮や七五三のお客様がお参りにお越しくださいました^^また、出張神事で使用する神籬(ひもろぎ)や大麻(おおぬさ)用の榊を境内から採ってまいりました♪

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

お天気に恵まれた本日は可愛らしい初宮や七五三のお客様がお参りにお越しくださいました^^小さな背中に大きな帯がとってもキュートです♪

ご家族の愛情をたっぷりうけてスヤスヤと眠る赤ちゃん^^

本日はようこそお参りくださいました。お子様の健やかなご成長とご家族皆様のご幸福をお祈り申し上げます。

 

さて、午後は出張神事で神籬(ひもろぎ)や大麻(おおぬさ)として使用しております、榊(さかき)を採って参りました。

境内の至る所にある榊ですが、本日は戌亥鳥居の周辺で…

このような大小のハサミを使って「ちょこっと痛いけどゴメンなさい」と呟きながら…
祓具の大麻中小の榊や…

神籬用の大きな榊を…
蚊の攻撃をかわしながら採ってまいりました^^

これらの榊に幣や紙垂を結びますと…

このように神様の依代(よりしろ)とする神籬や祓具の大麻となります。また、写真には載せておりませんが、皆さまにお参りいただく際に神前にお供えいただく玉串(たまぐし)も境内の榊から用意しております。

ところで、ご自宅の神棚や氏神様の榊立てに榊を挿していらっしゃるお近くにお住まいの皆さまへ。新しい榊を御入用の際には冠稲荷神社 西側の道路沿いの榊をご自由にお持ちください。

職員へのお声掛けなどは必要ございませんので、ご都合にあわせてどうぞ^^

皆さまに神様のお恵みがありますように。

今朝は11月の「縁守(えにしまもり)」に込める金木犀の花を採取♪そして、大安吉日の本日は初宮や安産祈祷のお客様がご来社くださいました^^

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

数日前に開花してからとても良い香りを漂わせている境内の金木犀。今朝は11月の縁守(えにしまもり)に込めるためのお花を採取いたしました。

遠目ではよく分かりませんが、近くで見ますと金木犀の一つ一つのお花はこんなにも可愛らしいんですね。

そして、この金木犀ですが樹齢はなんと685年!新田義貞公が鎌倉幕府討伐の挙兵にあたり、戦勝を祈願した際に植栽したと伝えられる吉祥の木。「どこにありますか?」とお客様からたずねられることがあるのですが、現在は御守の授与所に囲まれております。

根本からの全体像をお見せしたかったのですが、あまりにも大きすぎてカメラに収めきれませんでした。。

ここ最近の雨で早くも散り始めておりますが、金木犀は2度、花を咲かせることがあるそうですので、その「おまけ咲き」も期待したいと思います^^

 

ところで、大安吉日の本日は雨天の中、初宮や安産祈祷のお客様がご来社くださいました。

こちらは初宮参りにいらしたご家族の皆さまです。

ご祈祷後はパパやママ、ご両家のご家族の皆さまが交替で写真撮影♪

天使のようにスヤスヤと眠る赤ちゃんを囲んで、とてもお幸せそうな笑顔の皆さまでした^^

本日はようこそお参りくださいました。お子様の健やかなご成長をお祈り申し上げます。

※ご家族の皆さまには写真掲載の許可をいただいております。

今日は中秋と呼ばれる旧暦の8月15日です。「中秋の名月」満月ではありませんが月が見れるといいですね^^*


皆さま、こんにちは!

巫女の飯田 千春です。

今日は中秋と呼ばれる旧暦の8月15日です。
旧暦では

  • 1月~3月を
  • 4月~6月を
  • 7月~9月を
  • 10月~12月を

とされていた為秋のちょうど真ん中の8月15日を中秋と呼ぶそうです。

また、中秋の名月(十五夜)という言葉もありますが、中秋の名月の由来には稲の豊作を祈るお祭り、イモ類の収穫祭など様々な説があるそうです!

秋のど真ん中にでる満月という意味なのですが、残念ながら今日は満月では無いみたいです、、、(>_<)

ですが満月は明日ですのでほぼ満月です!(笑)
雲行きが怪しいので見られれば幸いです、、、。

今朝宮司よりお話しをして頂いたので皆さまにもご紹介してみました^^*


さて、本日は鳥居についてお話しいたします。
まず皆さまが一番目にする大きな鳥居『甲大鳥居』です。

鳥居は華表(かひょう)といい、神の斎(いつき/居着き)給う、清浄な神域の結界(けっかい/境)を示す第一の標(しるべ)です。

甲(きのえ)とは、東の僅か北寄りを示し、また 「最初のもの」の意味でもあり、日の昇る東の、神の座への門となっています。

丹塗(にぬ)りの朱(あけ)は、神明の徳を表し、魔除けとなります。

そして、甲大鳥居の他に東西南北の四方位に「四方鳥居」が配置されております。

大鳥居とグリーンパレスの間にある「東鳥居」

唯一の石の鳥居、「辰巳鳥居」

幼稚園のすぐそば、以前ブラタモリという番組でタモリさんが塗って下さった額がかけてある「南鳥居」

最後は「戌亥鳥居」です。

このすべての鳥居をくぐると魔除けの効験が一層あらたかになると伝えられております。
縁起が良いともいわれていますよ!

 

お参りの際には是非すべての鳥居をくぐってみては如何でしょうか(*^^*)

本日は七五三のご祈祷に可愛らしいご兄妹がいらっしゃいました!そして、明日は木瓜の実収穫祭です!皆さまのご来社をお待ち致しております♪


皆さま、こんにちは!

巫女の飯田 千春です。

お彼岸ですが境内の彼岸花はぐたーっとしてしまいました-_-;

本日は七五三のご祈祷にお兄ちゃんが5歳、妹さんが3歳のご兄妹がいらっしゃいました♪
お2人一緒にお祈りいたしましたよ!

可愛らしいお着物姿で胡床にちょこんと座ってしっかりと受けていらっしゃいました。

ご祈祷後、拝殿前でご家族皆さまで写真を撮られ、
「後姿とってもいいですか?」とお尋ねすると綺麗なお着物をきたママもご一緒に快く撮らせてくださいました!

お兄ちゃん、神様にしっかりお祈りしております^^*

ご家族のお写真を撮る際に、シャッターを押させて頂いたのですが腕を組んでカッコよく決めるお兄ちゃんをみて妹さんも真似して腕を組んでしまいご家族皆さま戸惑いながらもとても良い笑顔をしておりました(*^^*)

お子様の健やかな成長、皆さまの健康を心よりお祈りいたします。


そして明日は『木瓜の実収獲祭』です!

11時より木瓜の傍で『冠稲荷のボケ』の実りに感謝し、縁結び・子宝・安産・子育て・健康諸願成就の特別祈祷を執行します。

当日限定の木瓜の実御守、1体1,000円でお授け致しますので是非お受けください♪

 

また、明日は隣接しておりますいなり幼稚園の運動会がございます都合上駐車場の混雑が見込まれております。

お車でお越しの方にはご不便をおかけするかと存じますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

冠稲荷神社で人気の「縁守(えにしまもり)」。この月替わりでお授けしている御守には何が入っているのか、こっそりお教えいたします^^ そして、9月30日開催の「DEAINARIであいなり」は男性・女性ともに定員に達しました!

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

こちら太田市内では昨夜から冷たい雨が降り続いております。先月までの猛暑に体が慣れておりましたので、実際の気温よりも寒く感じます。

境内の樹木やお花も雨に濡れて、本日はなんだかブルブルと震えているように見えました。

さて、昨日の飯田さんのブログでもご案内のとおり、只今、月替わりの「縁守」を奉製しております。

10月は「木瓜の実」入りの「縁守」ですが、こちらは10月1日の早朝にお祓いをしてから授与所に並びますので、もう少しお待ちくださいね。

ところで、この「縁守」。振るとカサカサッと音がすること、ご存じでしたでしょうか?音の正体ですが…月ごとに境内の樹木から花や葉、実を入れて奉製していることは当社のWebサイト内でもご案内しておりますが、実はその他にも「米」と「大麻(おおあさ)」もお納めしているんです^^

※上から「大麻」「米」「木瓜の実」です。

「大麻」は「おおぬさ」とも読み、「ヌサ」は神道においては罪穢れを祓う、祓の具。また、「米」はご祈祷の際に神様にお召し上がりいただく神饌の一つ。

御守を身に付ける方の「罪穢れを祓い清め、願いが叶いますように」と、巫女が心を込めて奉製しております。

ご来社の際には是非、授与所にもお立ち寄りいただき、月替わりの「縁守(えにしまもり)」もどうぞご覧ください^^

 

そして、「縁(えにし)」といえば…神社で婚活、神社で恋愛「DEAINARI(であいなり)」ですが、今月9月30日(日)開催の「DEAINARI」につきましては、男性・女性ともに定員に達しました。これからのお申込みについてはキャンセル待ちとなりますので、どうぞご了承ください。

また、来月10月28日(日)開催と11月24日(土)開催の「DEAINARI」はまだまだ参加者を受付中ですので、どうぞお気軽にお申込みください。お待ちしております^^

「いなり会」様に同行し研修旅行で「新潟県護国神社様」と「弥彦神社様」へお伺いして参りました!また、9月30日開催のDEAINARIは女性は定員に達しましたので、これからお申し込みいただく方はキャンセル待ちとなります。

こんにちは。

巫女の朽津由美子です。

昨日、一昨日と「いなり会」様に同行させていただき、神職1名と巫女3名は新潟県内へ研修旅行に行って参りました!

「いなり会」様とは日頃、ティアラ グリーンパレスや冠稲荷神社の運営を支えてくださっている企業さんが集う団体で、今年も印刷会社さんや酒屋さん、建設会社さんや美容関連会社さんなど、あらゆる会社の社長様や代表者様がご参加くださいました。

 

さて、一泊二日の旅はいつもお世話になっている多野観光㈱様のバスに乗車して。

まずは当社の大塚祐康宮司と兼ねてより親交のある新潟懸護国神社様へお伺いいたしました。とても美しく広大な境内と立派な社殿に圧倒されました。※昔、軍人さん(下士官)が靴を履いたままお参りできるよう、社殿よりこちら側が低く、広く作られているそうです。また、ミャンマーの人々との温かな交流についても齋藤宮司様よりお話しいただきました^^

社殿にて参加者全員(22名)で正式参拝させていただいた後は…迎賓館TOKIWAにてランチタイム。とても洗練された雰囲気の会場にて…新潟米の新品種「新之助」をはじめ、鮭やノドグロなど、地場産の食材がふんだんに盛り込まれた素晴らしいお料理を美味しくいただいて参りました。ご馳走さまでした^^

 

そして、2日目は弥彦神社様へ。※鳥居の真ん中の柱2本が少し浮いているのは、雨や雪による腐敗を防ぐためだそうです。

御創建から二千四百年以上の歴史を有するという、通称「おやひこさま」。平日であるにもかかわらず、多くの参拝客で賑わっていました。

こちらは参道途中にある「火の玉石」。持ち上げてみて「軽い」と感じれば願が叶う、と言われているそうですが…、挑戦した巫女3名ともに感想は「お、重い…」でした(笑)。

この後、新潟ふるさと村や寺泊アメ横にも立ち寄らせていただき、帰路へ。2日間、「いなり会」の皆さまとご一緒させていただき、新潟県を満喫させていただきました。ありがとうございました^^

ところで、大塚祐康宮司より与えられた今回の研修旅行のテーマは「発見する」でした。

新潟懸護国神社や弥彦神社、そして、道中で体感したこと、目にしたことからの発見により多くを学んで、これからの神社でのご奉仕に活かして参りたいと思います。

今回の研修旅行でお世話になった皆さま、ありがとうございました。

 

≪お知らせ≫

9月30日開催のDEAINARIにつきまして、女性は定員に達しましたので、これよりお申し込みいただく方はキャンセル待ちとなります。

また、男性は残り1名で定員となります。ご興味のある方はどうぞお急ぎください。

いなり会二日目です。皆様いかがお過ごしでしょうか。素蓋鳴神をご紹介します(2)

こんにちは。

巫女の岩瀬愛梨です。

本日は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」についてご紹介します。

前回は「素蓋鳴神(すさのおのかみ)」の誕生から高天原追放までをご紹介いたしました。

高天原を追放された「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はその後どうなったのでしょうか。

素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は高天原を追放された後、出雲の国の肥川の上流の鳥髪(とりかみ)へ降り立ちました。

その時、箸がその川を流れ下ってきました。そこで「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は上流に人がいると思い、尋ね求めて上っていきました。

すると、老夫婦がいて少女を間に置いて泣いていたのです。

夫婦の名前は「足名椎(アシナヅチ)」と「手名椎(テナヅチ)」といい、その娘は「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」という名でした。

素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は三人がなぜ泣いているのかを聞きました。

この夫婦には八人の娘がおりましたが、毎年八つの頭と八つの尾を持った「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」に食べられてしまい、もう末娘の「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」しか残っていませんでした。

そしてその末娘の「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」もこれから「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」に食べられてしまうというのです。

その話を聞いた「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「奇稲田毘女(クシナダヒメ)」との結婚を条件に「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」を退治することを申し出ました。

最初は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の素性を知らない「足名椎(アシナヅチ)」と「手名椎(テナヅチ)」は怪しく思いますが、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」の弟であることが分かると、快く承諾し、「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」を差し出しました。

そこで、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」を小さな櫛に変え、髪に挿しました。そして「足名椎(アシナヅチ)」と「手名椎(テナヅチ)」に命じて八つの門を作り、それぞれに強い酒を満たした大きな甕を置きました。

準備をして待っていると、「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」がやってきて、八つの頭をそれぞれの甕に突っ込んで酒を飲みだしました。

八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」が酒に酔って寝てしまうと、「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は「十拳剣(とつかのつるぎ)」で切り刻みました。

尾を切ると剣の刃が欠け、尾の中から太刀が出てきました。「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」はその太刀を「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」に献上しました。これが後の三種の神器である「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」です。

八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」を退治し、「奇稲田毘売(クシナダヒメ)」を救った「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は須賀の地に宮殿を建てました。

その時に「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は歌を詠みました。

八雲立つ(やぐもたつ) 出雲八重垣(いずもやえがき) 妻ごみに 八重垣(やえがき)作る その八重垣(やえがき)を

という歌で、日本で初めて詠まれた和歌と言われています。

このように高天原を追放された「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」は一転して英雄となります。

今回は「素蓋鳴神(スサノオノカミ)」の「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治をご紹介しました。

写真が用意できず、文字ばかりになってしまい申し訳ありません。